マタタビ人間というパワーワード

主人公の祖父はマタタビと結婚し、主人公はマタタビの遺伝子を四分の一受け継ぐマタタビ人間である。

まったく意味が分からない!

だがそんな読者の事情などお構い無しに、本編はとにかく猫に好かれる主人公の元に猫妖怪が現れまくる。
彼らの事情は様々だが、概ね主人公のマタタビテイストを独占せんと目論む輩たちだ。

キャラクター勢も個性的で、彼らの自己主張の勢いの奔流に読者は呑み込まれること受け合いである。
気軽に本文の不条理にツッコみながらダラダラと読む作品としてイチオシ出来る。

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