応援コメント

#6 美しきマチルダ専務、食堂車のディナー」への応援コメント

  • この2話を拝読していて、以前、海外旅行した時に高速鉄道に乗って、高速と言う割にはのんびりした速度で田園風景や海岸線をだらだらと走っていく時に眺めていた異国の車窓の風景と、その時のぼんやりとした時間の空気を思い出しました。
    その瞬間は正直退屈で、(さっさと着かないかな)なんて思うのですが、
    思い出として振り返ると、列車の旅は不思議と心に残ってます。
    それが旅情と言われるものなのかもしれない……などと感じました。

    二徹三徹上等と言う技師長、工学アカデミー、職能組合、簡易宿所(ドヤテル、って遊びのあるふりがなですね)、迅速麻雀……とさりげなく織り込まれる言葉のひとつひとつに、
    このメトロポリスの世界観と現実との地続き感や、ちょっとしたユニークな違いといったイメージが想起されて、いつもながらとてもわくわくします。
    マチルダ専務との出会いが楽しみになってきました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    異国の列車の車窓、いいなあとは思うのですが、未だに経験がありません。通り過ぎて行く街のイメージは国内の夜行列車と、こちらは列車ではなく車から見た、道沿いを流れて行く東南アジアの小さな町の記憶がベースになっています。
    想い出に残る贅沢な退屈さ、いいですね。まさにそれが旅情なのでしょう。

    「ドヤテル」は、自分でも気に入っています。こういうお遊びは、色々入れて行きたいです。
    次回からは、第一章のメインエピソードに入りますが、その先にはいよいよ「極渦」とその暴風雨の中に住む人々が待ち構えています。
    ここからの展開にも、どうかご期待ください!

  • コメント失礼いたします。

    とにかく文章がうまいですね。
    軽い地の文でもないのに、読みやすくて、内容がすうっと頭に入ってきます。
    勉強になります。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    文章をほめて頂けると、大変嬉しいです。特殊な世界背景の作品なので、どうやって読みやすくするかが難しいのですが、そう言っていただけると心強いです。これからも頑張ります。