伝承紹介・穢録,禍津毘

 穢録,禍津毘より


 名前:姦蛇羅

 ※姦蛇羅は口伝を繰り返すことで生まれた誤表記。

 正しくは巫陀羅カンナギダラである。

 性格:天邪鬼

 年齢:17(享年)

 神齢:不明

 身長:147cm~182cm(最大全長9m)

 体重:31kg(最大重量831kg)


 名前の由来:

 巫女と龍神(禍津神まがつかみの類であり、元は大蛇)の組み合わせから。


 容姿:

 巫女として在った頃は、何処にでもいる純粋な日本人としての容姿。黒髪黒目の黄色人種であり、平均よりも少し容姿が良いくらい。

 当事の食料事情故に痩躯であり、胸はやや控えめだが下半身の肉付きが良い。少し照れ臭そうに笑うのが癖で、感情表現は豊か。髪は長く、一年に一度切るのみである。


 巫陀羅として変質してからは生前の容姿を踏襲しつつ、より肉付きの良い大人の女性としての型に押さえ込んでいる。

 但し、禍津の神として働く際には下半身が大蛇へと変質し上半身はそのままに六腕となる。



 服装:

 由緒ある旧き巫女装束。しかし禍津の大蛇を取り込まされてからは、腋の切れ込みが深くなったり、胸元を大胆に開けるなど扇情的な要素が増えた。しかし袴がスカートのように短くされたりはしておらず、両脇のスリットが深くなったとかその程度。履き物はなく基本は裸足。

 


 性格:

 天邪鬼とされるものの、本質は真面目一辺倒。禍津神の大蛇と同化したての頃は二つの精神構造が一つの器に在ったので、意志疎通がとれたかと思えば殺戮に走るなど制御不能だった。

 しかし現在は巧く馴染ませた(巫女側が調伏させただけ)ので意思の疎通も可能になり、生前の真面目な気質が前面にでている。

 


 その他:

 人の域から外れてしまった存在。

 星を護るために在るので、手段の1つとして集落の破壊などを行うことはある。故に人類にとっては荒魂アラダマ禍津まがつの類いとして認識されてしまった。贄とされた巫女はソコについて忌避感など持ち合わせておらず、それが新な職務だと割りきっている様子。


 星の存続に関わらない範囲であれば願いを叶えることも出来るが、それには対価を必要とする。万単位の生者を捧げれば一人を甦らせる事すら可能だが、その手の願いには応じないと決めているのは巫女としての矜持ゆえ。

 妄りに使われないためにと、非道な振る舞いを選んでいる。




 

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