エピローグ

目が覚めたあと、僕たちは、昔使っていたグループLINEを開いて

「今日、集まれる?」

「できるよ〜」

「僕も大丈夫」

「じゃあ、紅葉の家に集合!」

「月夜が知らないでしょ」

「あの家じゃないのか?」

「紅葉は、今、一人暮らしなの」

「そしたら、知らない」

「住所 〒〇〇○ー〇✕△ **県##市○✕町○-✕-□」

「何時に行けばいいの?僕は、1時以降ならいつでも平気だよ」

「私達は、2時以降なら、いつでもOK!」

「じゃあ、2時半に紅葉の家集合!」

「OK!」

「りょ」

集合場所と集合時刻を決めた

その日以降は、毎日のように紅葉の家に集合していた

何回か集合したとき露葉が、ある提案をした

「みんなでシェアハウスしない?」

その一言がきっかけで、僕たちはシェアハウスを始めた

露葉、紅葉、若葉、僕、琴葉の5人で


「急にシェアハウスしないか?って言われて、びっくりしたんだよ。」

「ごめんって」

部屋数が余っていて、誰か一人呼ぼうってなったけど、あの二人は、大学であまり人付き合いをしていなかったから、何かと絡んでくる琴葉を誘った

「でも、そんな事があったんだね。まだ、若葉さんって存在する?存在するなら会ってみたい!」

「えっ、会ったことないの?いつも、若葉ってプレートがかかってる部屋でゲームをやっているけど」

僕は、びっくりした。もう三年も一緒に暮らしているのに面識がないとは、思わなかったからだ

今度は、琴葉がびっくりしていた

「あそこの部屋って、無人じゃなかったの!」

「帰ったら紹介するよ、もう実家につく」

母さんたちが家から出て出迎えてくれた

「母さん、僕たち、この後、出掛けてくるよ」

僕たちは、今日も前へと進んでいく

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四人の雨 むー @AOHUJISAKURA

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