第7話 死者の雨

「今度は、現実世界で会おうね~」

「今度こそは、勝手に紅葉達の前から勝手に消えないでよね」

「ありがとう、若葉」

か、みんな本当は、3つの雨が4つの雨で、死者の雨というものがあることを知ったらどう思うかな?

あれは、確か天国に住んでから2年ぐらいたったころ

俺の家に一通の手紙が来た

「水無月 若葉様

 あなたは、4つの雨(3つの雨ともいわれている)のご使用条件を満たしたため4つの雨をご使用にすることができます

 ご使用になりますか?

 ~ご使用条件~

 ・四人で形成されたグループのうち一人が死亡し、4つの雨の管理者となること

 ・グループの全員が、4つの雨について知っていること

 ・悪用をしないと判断された方

 ~説明~

 ・死者の雨:4つの雨の管理者となりグループの全員が望めば人間界で実体化できる

 ・時間の雨:過去に行ける

 ・願いの雨:願いを一つだけ叶えてくれる

 ・思話の雨:その人が話したい人と話すことができる

                              4つの雨組合」

3つの雨に組合なんてあるのかよ

この間、みんなの様子を見に行ったら、月夜は、ロボットみたいになってたし、紅葉は、あの日のことをずっと気にしていた、露葉は、.............何も変わってないな

3人、特に、月夜と紅葉を昔みたいに戻してあげたい

だから、3つの雨を使いたい

それからの僕は、忙しかった

組合と家の往復の毎日だった

正直言ってしまえば、簡単な事ではなかった

でも、僕は、今、4つの雨を使ったことを選択して正解だったと思った

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