11.だから嫌なのよ
リヴィオとロゼッタが、
「……ええと……
「……そのようね……」
女の頭で、
同じ思考を
「だから嫌なのよ……他の
「なるほど。つまりは、
「いや、グリゼルダも同じこと……あいたたたたっ! あの、仕事中! 戦闘中!」
はからずも散らかったリヴィオたちの反応に、だが
「なんか楽しそうで、あたしも嬉しいよ! いろいろ準備したのは本当だから、そこだけ約束通りに、ちゃんと遊ぼう! 仲間に入ーれてっ!」
メドゥサの足元を持ち上げて、巨大な
ぬるぬると
頭から
「グリゼルダ……っ!」
「仕方ありませんね」
「リヴィオっ? なにやってんのっ?」
「だって……この人たち……っ!」
リヴィオに指摘されて、ロゼッタが舌打ちする。
「良い子だね! あたしそういうの、断然ときめく! いじめたい!」
メドゥサが、両腕を上げた。
水だ。生物を改造・操作するだけではなく、その
二本の
「ジャズアルドっ!」
ロゼッタの叫びに、ジャズアルドが黒衣をひるがえす。
ジャズアルドの炎の
「あはははは! ホントすごい! すごいけど、あたしは
四本の
「君はやっぱり、まだ経験不足だね! 小っちゃくて細いのに、元気任せの押せ押せだけじゃ、お姉さん
言葉とは裏腹に、
「くそ……っ! 言いたい放題、言いやがって……っ!」
「あせってはいけません。流れはまだ、向こうが
グリゼルダが、ふん、と鼻を鳴らす。
ロゼッタは身体をかがめながら、じっとメドゥサを
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