5.御褒美も考えてあげますよ
グリゼルダが、
「正確には、
「え……?」
「
「ちょッ、ちょちょ、ちょっと……ッ?」
「……同じように
「グリゼルダという名前も、
「わぁあああああッ! な、なに言ってんのッ! ちが、違うってッ! そんな……なぁッツ!!」
慌てて叫びかけ、リヴィオは、
「素直でないのは、いけませんね。感覚神経に
「
リヴィオが、一人でのたうち回る。グリゼルダは
「肉体的に
「ごめんなさいっ!
「愛と
グリゼルダが
「あ……あの……もしかして、呪いって……」
「ええ、まあ。見えない相手といろいろやっている変人に、親しくしてくれる人はいないでしょうねえ。実際、ぼくからは笑えるか不気味かの、どっちかです」
アルマンドが肩をすくめた。大きく
「あなたには、私一人がいれば充分ですよ、リヴィオ。あなたが死ねば私も
「いや、その……ええと……」
身体どころか脳みそ全部をにぎられた相手に、
「
なるほど、呪いだ。
恋人ができないとか、飛び越して結婚相手とか、そんな世界の話ではない。少し同情気味の目で、ロゼッタがリヴィオを見た。
「こいつらや昨日の魚の怪物、あんたが出した岩の腕や、あたしが使う火の羽根なんかの、
「こいつら……? あ。もしかして、あの黒髪の……」
ようやく立ち上がったリヴィオの眼前に、
「あたしのジャズアルドよ。良い男でしょ」
こういう感じが、ロゼッタの
「いろいろ言うこと聞いてくれる、完全な
精神的な
思わず考えて、グリゼルダにじろりとにらまれて、リヴィオは必死に無心になった。
「昨日から、ずっとお
「あ……! この
ロゼッタの言葉に、気を
「
リヴィオは、少し目の前が暗くなった。
こうなったら、連日連夜の買い食いだ。なんと言っても、お偉いさんの
確か、小型の鳥や
リヴィオは、その気持ちがわかるようになった。
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