4.ざっくりしてるね
早めの夕食の後、リヴィオがロゼッタに案内されたのは、
北面が
リヴィオも、
その
節度を
「やあ。ヴェルナスタ特務局、
わざわざ強調しなければいけないのだから、あんまり敬意を持たれていないということだ。
「もう一つ、
「へえ……?」
なんだかいろいろ飛び越えた
「とりあえず、例の
「あの、
「不思議な現象です」
アルマンドの
「科学的にわからない、今の段階で普通じゃないと思える現象、全部ひっくるめて
「……ざっくりしてるね」
「そんなものですよ。後は……そうそう、ちょっと大きさが合わなさそうですが、
アルマンドが、とっくにそのつもりでいたのか、
リヴィオも、まあ、否定はせずに受け取った。ロゼッタと同じ、赤い
「<
「昔はそうだったみたいですけど、いちいちかぶるのが面倒だったり、紛失したりで、こうなったようです。<
昨日、アルマンドは、あんまり助けてもらえる雰囲気がなかった。どっちの部下からも嫌われてるんだろうな、と、リヴィオは内心で納得した。
「以上です。それじゃあ、ロゼッタと二人でがんばってくださいね」
「え……? こ、これだけ? あの、他に、
「グリゼルダ?」
アルマンドが、
「すいません。ぼく、その人、見えてないんですよ」
「ええ……?」
言われた意味がわからず、リヴィオが
「ぅおわっ?」
「私なら、いつでもあなたの
耳を押さえて動揺するリヴィオの顔を、美女が、ほくそ
「
「え、えええ、ええと、グリゼルダ、さん……?」
「グリゼルダで結構ですよ。私とあなたの仲じゃありませんか」
状況も、行動も、言っていることも、リヴィオには全部わからない。
助けを求める視線をロゼッタに向けると、ロゼッタはグリゼルダの、言われてみれば確かに
「リヴィオ、あんた昨日、
「
「そ。あれ、あんたの身体の中で
ロゼッタが
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