書きたい作品はこれでした

久しぶりに読み返していた、過去にエブリスタの妄想コンテスト用に書き下ろした作品『線香花火』。



https://estar.jp/novels/25704953


☝︎カクヨムにはアップしていないので、こちらからお願いします💦



まだ読んでいない方にはネタバレになってしまうので、できたら作品を読んでから以下閲覧希望したい…(わがままですみません)!




郁美ちゃん。この子の感性は、小さい頃わたしが当たり前のこととして感じていたもののひとつです。

大人からしてみると、そうなんだね。そのよりそう言葉で片付けてしまいそうになる言葉を、拾い上げて書きました。


その感性を掬い上げてくれるべく相手は、もう海の世界で生きる人魚の壮馬しかいないとずっと思っていました。


花。葬。海。青。闇。


書きたかったのは、生きる境遇の違うもののこと。証明されることがないだけでありうるかも知れない世界とのつながり。


そして、その者同士に生じる感情。このときはコンテストの都合で恋愛にしたのかな…ちょっと覚えてないのですが。



でもやっぱり力不足。

もっともっと腕を磨いて心と頭の奥底に眠るものを、伝えたいことを書けるようになりたい。


こういったことは、今お熱になっている考古学分野の内容と多分重なるところがあるんだと思います。


ちょうど最近、原田マハさんの『リボルバー』を読み終えたのですが、この話はフィクションだけれど話があっても全然おかしくないと思うのです。


そういった事実と空想の間にあるものをなんとか表現したい。また現在、窪美澄さんの作品をいくつか読んでいて、世界の端っこに追いやられてしまっているようなひとの感情を描きたいと必至になってインプットアウトプットをしています。この点に関しては、わたしの中で美澄さんがいちばん世界から救いあげている気がしています。だから、もう勉強。こんな視点で物事が見られるようになりたいと。


上橋菜穂子さんのインタビュー記事に、作品をが生まれるときは火花が散るような感じで…といったような(明確でないですすみません)表現があったのですが、まさにこのことだと思いました。


今、何か生み出せそうな気がします。



忙しなく心身共に参っていましたが、本当にダメになる前に自分を労る時間を設けたおかげか今とても落ち着いてきています。


甘える。頼る。


わたしの苦手なことなのですが、ときにこれは本当に大事なのだと学んでいるところです。いつかそのことにも触れて書きたいです。



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