創作のはなし

ここ最近ずっと心の琴線に引っかかっているものがある。それは考古学。そして夫婦という関係の2つ。


この考古学というものは、子供を通して知り合った方からお話を伺ったことがきっかけ。誰しもに「興味がない」とあしらわれ続けてきたその人の話は、わたしにとってはもう宝物を見つけた子どものように面白い話で、なんと会話は熱を帯び数時間繰り広げられた。


導入には読みやすいという考古学がテーマの漫画を数冊借りて読み、そして気になるところにブックマーク。再びお会いした際にその疑問や関心ごとを伝えてさらなる解説をもらう。

もうそれはそれは、大学の講義をする教授とその生徒のようだと、のちに関係者には揶揄された。笑



その話の中で、わたしは幼い頃の自分に出会ちました。懐かしい。

小学生の頃。お話広場、という図書室に近隣した教室でひたすら神話の本をめくっていた。休み時間。15分という短い時間すらひとりそこへ向かい決まって開いていた本。児童向けに書かれたギリシャ神話の本だったと思う。そこから、星座の図鑑を読み、名の知れない星座に出くわすとさらに知りたくなって、今度は分厚い活字ばかりの神話の本を読み耽った。確かそれは、部活動が始まる3年生までのことだったと記憶している。


話はそれたが、日本に言い伝えられている古事記などは、まさしく別の視点から見たギリシャ神話であることを知り、わたしは興奮冷めやらぬままその知人と話し込んだ。


歴史。世界史も日本史も苦手で全然テストの点数は取れないし楽しくないとすら思っていたのに、こんなに楽しい学問だったことを改めて思い、わたしは今純粋に知人に指南されるままに資料となる本を借りては読み、わかりやすくおもしろいネットの解説記事を見つければ送ってもらい熟読している。



そこで、ついぞここで得たことをテーマに何か物語を書きたいと思い始めた。


民話や昔話をベースにおいた短編作品を募集している公募があったことを思い出し、まずはそこに向けて1作品書きたいと思っていて。


あともうひとつは、ずっとカクヨムコンに出そうと思い半年以上執筆していた長編作品を修正し改めて応募に向けて書こうと検討中。


この作品は、ちょうど日本の神話をかじる程度用いて書いていた作品。でも今の私なら、もっと資料を集めてもっともっとより深く書けそうな気がするのだ。


ただ、そうすると締め切りまでの猶予が欲しいのでちょっとスケジュール設定をして厳しければ別の公募に出すか翌年の締め切りを目標に書き上げたいと思う。


長編はともかく、短編で他の作家さん達と差をつけるオリジナリティーを出すのにちょっと苦戦しそうですが、もう少しアイデアを出して集めて熟考したい。長編はプロットというベースがある程度あるので、まずそこに合わせて話を進めていきたい。


あとはリコさんの企画に合わせて書き上げる予定の童話の執筆も進めたい……!



つづきます→

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