創作のお供はスマホか手帳かという由々しき問題について考えました
ながら行動、ってよくないなあと思いつつ。近頃、ついついやってしまう。
いつだかたくさん読んだストレス対策の本で、「今この瞬間」を感じるマインドフルネスなどたくさんの知識を得た。その中から言わせてみれば、このながら、とても良くないとも思える。
でも、食事をしているときやお風呂に入っているとき、散歩などのウォーキングをしているときなど、“なにか”をしているときほどアイデアが降ってくるし、知識を深めるのに調べたくなるし資料や本が読みたくなる。
そうやって自然と子どもの目を盗んでひとりながら行動に勤しむわたしを、小さい頃のわたしが見たらきっと「でかした!もっとやれ!」とスタンディングオベーションしてくれること間違いない。でも模範の大人としてはよくないので、時と場はわきまえようねってことは、自分にもよく言い聞かせている(頭が固い)。
でもだいたいがすぐ実行に移せるわけじゃない。
仕事中だったり子どもといたら、ずっとそのことばかり考えているわけにはいかないのは、きっとわたしだけではないと思う。
じゃあどうするのか。
その対策として打ち出したのが、メモをすること、なんだけれど……。スマホのメモ帳に残すところを、なるべく手帳に書くように意識すること。
この手の本はたくさん出ているので言及はしないけれど、強いて言えば、やっぱり手を動かして書くことはいいと思う。最近再読した『アウトプット大全(サンクチュアリ出版)』にもこれを実証する研究結果の裏付けから、そう支持する言葉が書いてあった。
これはわたしのスマホのメモ機能の使い方が悪いのだけれど、とにかく事細かに忘れないうち……と、後先考えずテキトーなページを開きメモを残す。ここで新規メモを作成し、そこに残せばいいものを……。だいたい、カテゴリもジャンルもごっちゃの使用済みのページに書き加えるように残してしまう。本当、悪い癖だと思う我ながら……。
そうするとだいたい見返しても(そもそも見返すことすら忘れることがある)なんのこっちゃ??と分からないで削除されていくかそのまま放置されるアイデアの種。発芽することなく消えゆくそれらを想うたび、今とても切ない気持ちになっている。
その点、手帳はいい。
わたしは今システム手帳ミニ6サイズを使っているのだけれど、自分でディバイダ―など作りページを組み換えながら、今やっと納得のいくカタチになってわたしのアイデアを大切に預かってくれている。
そのページ。筆跡。使ったペンと色。
そう言った小さな変化の跡が、わたしを鮮明にそのアイデアを打ち出した脳へと導いてくれる。これは本当です。ぜひ試して欲しい。
いつも同じ背景。どこまでもつづく改行。変わらない字体。
きっと操作に慣れている人は、こんなのちょちょいと変化させてスマホにメモするのでしょう。使い勝手がいいところを無理に変えたら、なんてそんなことは言いません!
ただ、もし迷ったりしているひとがいたら、1回試して欲しい。ちがいますから!記憶の定着率もそうだし、書いているうちに別のアイデアが湧いて出たりして。いいことづくめです。
こうして長々と書きましたが、手帳に残したおかげで公募ガイドの企画『小説どうぞ』に出す小説のアイデアがようやくまとまってきました。
『NO!がいえない~』の第3話分の執筆はちょっとずつ進めていて、終着地点
はイメージできているのですがその内実、けっこうふわふわとした設定しか作っていないので毎回一から考えているので、これもまたひとつアイデアをゲットして上手く組み込もうという算段でございます。
あとは、今月末締め切りの公募4件あって、どれも進みがイマイチなのでここは物語の大筋を手帳に残しておき(これ便利です)、出先などでいつも再構築したり修正したり加筆したりなんだりしている段階。
ぶっちゃけると、どれか1~2件に絞った方がいいんじゃないかなって本気で思います。でも……なんかそれは自分に負けるみたいで悔しいからしたくない……。
これもそれも、手帳に創作のことを残しておいたことだけに満足してきてしまった自分がいけない……。
あれ?これでは、全然手帳いいですよ!おすすめ!なんて言えなくない?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます