ハニオ日記
すっかり読書の秋。秋が来たなと言う感じがします。
陽射しはまああるし気温も高いんだけれど、なんというか……部屋に通る風がもう夏は少しずつ去って秋が来ているよ、と教えてくれる気がします。
今日は仕事もなく、天候にも恵まれているのでエアコンのフィルターの清掃や玄関の掃き掃除に精を出していました。
ほよよ〜と舞う白い綿埃のようなものがあちこちに。今までにはなかったもの。そう、うちに来た猫、ハルのもの。
以前よりまめに掃除機をかけなくちゃいけなくなったし、匂いだってあるけれどそれすら気にならない。わたし、それくらい猫が、ハルがいる今がすきです。
柔らかい毛色で毛並みのハル。
そんなハルを受け入れてくれたリア。
初日〜数日はぎこちない空気感がそこはかとなくあったりして、やはり見守りながら大丈夫かなとそわそわしていたんですが……。
今じゃすっかり家中をパトロールするハルを見守るお姉さんに。ごはんとおやつだけは……譲れないけどね。笑
賑やかになった家の中での暮らしも少しずつ穏やかさが満ちてきて、わたしも気を張った日々とは少しずつお別れしておりだいぶ心に余裕が出て来ました。
おかげで、ここ最近は創作の方にもゆっくり思考をシフトできるように。
ちょこちょことパソコンに1枚。そして1枚と原稿を書きながら、新しいアイデアが浮かんだとばかりにアイデアをまとめて。
原石みたいにあちこちころがるアイデアをまとめて、練り上げて磨く作業が追いついていませんが、わりと充実したペースだなと個人的には思う。だってほら、全く何もできなかった時に比べれば全然(公募の締め切りは待ってくれないんだけれども……)。
ここで戻る冒頭一節。
そう、読書の秋。
そのせいなのか、やたら書店に足繁く通っていて、当たり前のように1冊以上は連れて返ってくる日々。生理前だったから、不安定な気持ちでつい本を買いたくなるのもあったのかも。生理前って、やたらに物で心を満たしたくなりませんか?わたしだけかな。
最近読んでいるのは、石田ゆり子さんの『ハニオ日記(扶桑社)』。
やっぱりハルが来てから、ひとと犬、猫との暮らしになって。それでいて気持ちが落ち込んでいたから、真綿みたいな優しさと柔らかさを求めてつい手が伸びてしまったこの本たち。あと1冊ですべての巻末が揃います。
猫との暮らしがはじまって、本当にいろいろ変化のあった1週間。
寝不足になり、夜鳴きに悩み、爪研ぎに悩み。笑 犬にはなかったことに(かつてはあったけど解決したことに)頭を抱えた日々。
まだまだきっと変化はあるけれど、それでもこの1週間は怒涛のようにすぎていて、ウソみたいに世界が変わった日々だった。
犬と猫なりの寄り添う姿や、犬の包容力に優しさ、我慢強さ。猫の自立心の高さし生きるための強かさの中に見せる優しさ。
どちらに至っても、まだまだわたしはきっと知らないことばかりだから、これからもっとちゃんと知っていきたいと思う。
彼らから学ぶ、心の余白の大切さを日々噛み締めて、わたしは生活を見直し、生き方を見直していきたいです。ハニオ日記を読んでいて、余計にそう思う。
だって、その余白がなかったらこのささやかな幸せを味わえないじゃない?……そんな幸せを感じられるように、いたいじゃない。
そういう日々から得たものは、なんとなく詩とか絵本にして物語に昇華してみたい。詩には、この前ひとつ書き下ろしたので公募に出した。
絵本は……うーん。まだこうまとまりがないので形にはできてないんだけれど。
作品を生み出す時間<作品を書けない時間
そんな図式が成り立つほどの圧倒的書けなさで不甲斐なくなってしまうけれど、原稿用紙に書くことだけが“創作”ではないから。小さな積み重ねを楽しみながら前向きにやっていこう。
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