第4回ジャンプ恋愛小説賞落選
第4回ジャンプ恋愛小説賞の結果が出ました。
わかってはいたけれどの落選。
まあそうだよねえ、と思う反面予想以上に気が抜けてしまい脱力……。
送った原稿を読み直す勇気はなくて、でも思い出せる限りでもあれこれ修正したい点は出てくるし、矛盾も見えてきたりして。
当然の結果だよねって思えてくる。
それでも……。
必死に作品に向き合って、頑張ったんだけどなあ……。
1日だけ、めいいっぱい落ち込んで。
翌日からまた気持ち新たに書き始めよう!
そう決めていたのに、なんだかんだまだ引きずっている自分がいたりする。
書かないと始まらない。
送らないと答えは出ない。
なのに、思うように進めない。
北日本文学賞の公募を送ってから気が抜けてしまっているのもある。
9/10が直近の締め切りなので、その原稿をちょこちょこと進めてはいるけれど、そのスピードは本当にノロノロカメさんペース。推敲時間をとろうとしたら、少しペースを上げないとならない、のになあ。
ふう。ため息。
私生活でもなにかと行き詰まりを感じていて、これはどうしたものかと頭を抱える。
新生活様式に疲れも感じてきた。いつまでこの生活なんだろうか。いつまで……この新生活様式に合わせた子育てをしないといけないのだろうか……。
わたしにとって1番つらいのは、そこだ。
人付き合いの変化に、ついていけない。
日々淡々と過ごしていくしかない。
きっといつか、視界が開ける日が来るはずなのだ……。
なんたって、今までがそうだったのだから。
それを信じて、わたしは毎日を送っている。
そんな、ときだった。
エブリスタのとある読者様からのコメントが届いたのは。
小波蛍さん 主催の企画、『GO TO 読書』に掲載させていただいた作品「源兵衛川に住まうは」に、嬉しいコメントが届いていた。
源兵衛川に足を運んでくださっている。
残されたコメントに、わたしは胸が熱くなった。そのときに気がついた。
わたし、筆を折りそうだったんだ。
ここにあげている短編小説も、拙い作品でしかない。なんなら非公開にしてしまいたいものばかりでもある。
それでもそうしないのは、そんな作品でもペコスターなどの反応をくれた読者の方の気持ちを蔑ろにしたくないから……。
作家の端くれなりに、今ある作品のそのままで置いておきたいというのも矜持も、ほんのちょっとある。だってその作品たちは、今書こうとしたらもう書けないものでもあるから。
源兵衛川を見つめながら、どんなことを思ったのだろう。考えたのだろう。
わたしの作品を少しでも思い出してくれていたのだろうか。そうだったら……涙が出るほど嬉しいな。
万人受けしない作品しか生み出せないことに気がついた。きっと、わたしの作品はマイノリティなものばかりなのかもしれない。それもまだまだ磨き足りない筆なのだ。
そんな中でも、誰かの心に一瞬でも残ってくれたら。……それがどんなに嬉しいことか、尊いことか、よくわかった。
筆を折る理由は無くなった。
無くなったけれど、でも持ち直す気力は回復していない。わたし、分かってたけど本当に切り替えが下手くそだ。
それでも、少しずつ持ち直していきたい。わたしにしか書けない作品を書けるように。
わたしの作品がいいと言ってくれる誰かに、届きますように。
いつもありがとうございます。
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