納豆と玄米と

気がついた。あれ?

最近食べていないものがふたつ。納豆と玄米だ。


納豆は自分で食事をするようになってからもうずっと切らすことなく食べ続けてきた大好物。なのに近頃全然食べていない……。


なぜだろうか?と考えて思いついたのは、息子とスーパーに買い出しに行くことが増えたこと。


実は息子、小学校に上がってから納豆を好んで食べなくなった。どうやらあのねばねば感が口の中に留まるのがダメらしく……。小さい頃は納豆ごはんしか食べなくて心配!っていうくらい大好きだったのに。趣向の変化はおもしろい。


そんな訳で、息子と買い物をしているとついつい息子の食べられるものを重視して食材を選び購入してしまうので、納豆がおざなりになってしまうようだ。

また、わたしも以前に比べたら納豆への気持ちが少し停滞期にあるのかもしれない。そうでなければ、この事態に説明がつかない。


納豆はだいたい多く出回るのが小粒のものだけれど、わたしは大粒が好き。歯ごたえのある方が食べていて満腹感もでるので、ついついたくさん食べたくなってしまうときなんかは重宝する。


ああ、納豆……思い出すとすごく食べたくなる。今冷蔵庫にあったなら、間違いなくブランチと称していただいていること間違いない。



納豆のお供といえるのがごはん。夫と息子が白米がいちばん好きなので、ついつい自分だけしか食べないと思うと手が出なくなるのが……そう、玄米。また、これこそがしばらく食べずな状況になった原因。


わたしが玄米を食べるようになったのは、息子が生まれてから食事についてあれこれ見直したことがきっかけ。

もともとわたしは硬めのごはんが好きで、白米を炊くにしても水分を減らし硬めになるように炊く(ちなみに、夫と息子は柔らかめのふっくらごはんが好きなのだけれど、そこはちょっと目を瞑ってもらっている)。


だから玄米独特の硬めの触感も舌触りも、言ってしまえばわたし好みだったのです。実家に住んでいる頃、両親共々ひもじい記憶を思い出すとの理由で、食卓に玄米ごはんを出して貰ったことがなく、玄米初デビューは二十歳を超えてから。なにせ、挑戦する、冒険するのに慎重だったものだから……。


この玄米、調べてみるとすごいすごい。

わたしは19歳の終盤から鬱のきらいがある。一時期は日常生活に支障をきたすほどの症状で、社会的リタイヤを思いやられた時期もあったのですが、なんとこの玄米、そういった予防にも効果があるとか。

全粒粉のパンや麦ごはんなどの全粒穀物などは、さらに糖尿病や肥満のリスクを抑えられるのだそうだ。睡眠の改善にも効果があるらしい。


すごいなあ。


でもそうだよね、ひとつひとつの食事から得る栄養素が身体を作るのだから、きっとこの積み重ねが大切なのかもしれない。


暑さにかまめて、食事はもっぱら冷麺主体になっている我が家。何より簡単だし、息子が絶対食べてくれるから。


でも、身体を冷やす食べ物ばかりではなく、あたためる意味でもきちんとした食事を食べるのも必要だね。

でもやはり最初のハードルが低くないと頑張れないわたしなので、そうだな。土井義晴先生の『1汁1菜』のすすめからはじめて行こうかな。


もちろんごはんは玄米。付け合わせに、納豆をならべて。


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