電子レンジ
日曜日。久しぶりの穏やかな晴天。じんわりと汗ばむ気温。
キッチンに立ってお昼ごはんのパスタを茹でる。お鍋にたっぷりのお湯を沸かして、パスタを入れて塩をひとつまみパラパラと。
この前とても電子レンジでパスタが茹でられるという便利な入れ物を買ったのに、一度使って以来全く日の目を見てない。もったいない、宝の持ち腐れ。でもちょっと、わたしには合わなかった。
使ってみて感じたのは、わたしは電子レンジを10分など長時間(?)回すのはなんだか気が引けてしまうこと。
野菜やお肉の解凍とか、まあそれなりに時間のかかるものはあるけれど、わたしは全解凍までしないからさほど電子レンジでの時間は使わない。オーブンは使えるのだけれど、どうしてもレンジとなると……うーん。不思議な後ろめたさ……。
今電子レンジですぐできるレシピが増えているのに、思えばあまりわたしは試していないことに気がついた。
素敵なことだと思う。
新しいやり方を取り入れること。
効率よく料理すること。
短時間で済むこと。
わたしだって、敬遠しているわけじゃない。
気になったものは試してみようと思うし、私生活に取り入れることはもちろんある。
あるけれど、この電子レンジでパスタを茹でるという……この方法だけは、どうにも好きになれなかったのだ。
なんか、お鍋で茹で上げたい気持ちがある。わたしなりのこだわりなんだと思う。
そう言った、小さな……他を試してみた上での今のやり方のこだわりというのは、けっこうあって。
でもそれが、わたしらしさなんだろうなって思った。
さてさて、パスタがアルデンテ。インスタントのパスタソースを温める。……何でって?電子レンジだよ。笑
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