BOOK SHORTS
BOOK SHORTS ミルボンアワード第3期に応募した『さあ、魔法を教えてあげる』が優秀作品に選んでいただけました!
うれしい!久しぶりの嬉しい結果に!
https://bookshorts.jp/milbon-award_202003
こちらのホームページのトップにわたしの作品があります。全文公開中ですので、もし良かったら読んでもらえたら嬉しいです。
髪質の悩みを抱える中学生の女の子のお話です。
あらすじ
中学3年の藤吉ほのかは、卒業を目前に3年間片思いしてきた大場の告白するも撃沈。それも、振られた理由がコンプレックスでもある自分の髪が原因だった。そんなほのかが縮毛矯正をかけようと思い切っていった美容室で、スタイリストの瀬尾裕太に出会うことで、コンプレックスこそが自分に似合うものだと知る。
少し裏話をすると、この作中にある美容室と美容師さんににはモデルがあります。
イメージがあると物語が書きやすいですね(当たり前か)。
そんなわたしは、ほのかちゃんとは違って美容室にこんな気軽に行けません。
背後にずっと立たれる恐怖!
筒がなくやりとりしなくてはならない言葉のキャッチボール!
自分の理想イメージをうまく伝えられない口下手さ!
広いおでこ!そばかすの浮かぶ顔!恥ずかしい!
……そんな理由が積み重なるもので、気合が入らないとなかなか行くことができない、ある意味では高い壁だったりします。
いやでも、もうだめだ!美容室行きたい!って気持ちになったら本当に驚くほど早いんですけど。
ずっと学生の頃からお世話になっていた女性の美容師さんがいたんです。もう本当のお姉ちゃんみたいに優しくて気さくで、それこそこちらから会いに行きたくなるような方。
好きなスタイルが近いので、お任せしても安心できるひとだったんですが、いつかは訪れるだろうと思っていた時が来てしまって。
そうそう、女性ならではの転機による移店です。
こればっかりはね、仕方ないことなので全然気にしてないんです。なんなら、
「移店!?まかせてよ!どこまでも追いかけますから!!」
くらいの気持ちでいました。
でも、さすがに県を跨がれてしまうと……それも駅近でないところとなると……。
残念ながら、追いかけるのは断念しました……。
そこで、これぞわたしの転機に!と言うが如く、新たにお世話になる美容室を探しはじめて今に至ります。そして出会ったお店のひとつ。
それこそが、ほのかちゃんの訪れた美容室のモデルとなっています。
わたしが心底感動した美容室。
今の美容室、ここまで進化したんだなあと驚いたのはまだよく覚えてる。
千葉県のどこかにあります。
ひそかにわたしのお気に入りで(まだ全部をお任せできるほど緊張は緩められないのだけれど)わたしだけの秘密にしたい美容室。
近頃口コミで広がって、なかなか予約がとりにくい美容室。
瀬尾裕太くんみたいな、笑うと目のなくなる美容師さんが、迎えてくれます。
でもきっと、ああ!ここだな!と、わかると思います。
『さあ、魔法を教えてあげる』
入賞できるといいなあ。どきどきする。
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