物語が生まれるまでの物語

アイデアやネタを書き留めるのに愛用しているのは、iPhoneの初期状態から入っているメモ機能と、ミドリのシロクマノート(スパイラルリングノートA5スリム、無罫)。


子どもと一緒にいるときやどうしても手が離せない時なんかは、iPhoneのメモに直接打ち込むことが多い。箇条書きで、殴り書くように。


そして時間ができたときにシロクマノートを開き、そのメモした言葉を書き出す。

そこからマインドマップの手法を使って、アイデアを煮詰めていく。


それはこのエッセイに書くことだったり、公募に出す用のエッセイだったり。エブリスタなら妄想コンテスト、カクヨムなら短編小説、詩など……webにあげる用の構成を考えたりするのに使う。


言ってしまえば、わたしの宝物。


創作をするのに、欠かせないこのシロクマノートがもう少しで終わりを迎える。

次の1冊はすでに用意してあるから、いつでも移行できると思うと安心。



けれど、近頃は出かける先が一定で持ち歩く荷物が最小限になったので、このシロクマノートがバッグに入らなくなってしまった。


本当なら出先の待機する車の中やカフェなどでそのノートを開き、作業したいところなんだけれど。でも、やはり持ち歩こうとすればバッグのサイズを上げなくてはならない。


うーん……。


そこで試したのが、このアイデアを掘り下げ、煮詰める作業は夜すべてが片付いた夜にやるようにするということ。


ついで、ノートのサイズをA4サイズに上げてみました。


書ける範囲を気にせず伸び伸び書けることがいかにノンストレスなのかということを肌で感じて、すっかり夢心地。


今回は家にあったA4サイズのノートで適当に見繕ったけど、やはり書き心地も重視するならシロクマノートシリーズがいいなあ……。でも多分、A4サイズの無罫は出てなかった気がする。



そんなこんなで、今アナログ手法に用いるノートに関しては試行錯誤しているけれど、基本はこの作業を繰り返して、1つの物語を作っていきます。


それである程度形になってきたら、小説とエッセイはストーリープロッターというアプリで情報整理(詩は書きたいイメージがまとまったら直接wordに)。

あとは流れとリズムに重点をおいてそのまま書き始めて、それから調整していく感じです。


この作業、実はほぼ毎日やっているのですが……まあいかんせん、原稿を書くという『執筆』までたどり着けなくて。手に汗を握る日々。


Twitterの創作フォロワーさんたちのツイートを見て、執筆が進んでいるのを目にするともう焦る焦る。

わたしはまだ構成作り段階だーって。


今ならわかる。

越えなきゃいけない、比較するべきは周りにいる人じゃない。自分なのだと。

自分に負けなければ、きっと作家になれるひと握りに入れるのだと。


そう自分を励まして喝を入れながら、今日も今日とてまだ先に見える〆切に向けてペンを走らせています。

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