パニック発作

一昨日くらいから、パニック発作が起こるようになった。久しぶりだなあ……と他人事のように思いながら、重い身体をリビングに放り投げ、ひたすら深呼吸を繰り返す。



はじめて精神疾患の兆候が現れたのは学生時代。3月11日だった。

あの、災害の日。

そして、ちょうどこのくらいの季節。


だからなのかはわからないけど、この季節はどうしても不調がでがち。



めまいがする

呼吸が苦しい

立っていられない

気持ち悪い


この症状だけでも、パニック発作と呼べるのだと最近知った(遅い)。

過換気症候群になる=パニック発作みたいに思うところがあったから、へえ!と。

……本当に医療を勉強していた人間なのかと疑いたくなるほどの知識不足。



でもそしたら、パニック発作って本当に今のご時世すごく身近な症状なんじゃないかなって思う。


文字にして並べると大したことないように思えるけど、すごく苦しいしつらい。

意外と経験のないひとには分からないかもしれない。わたしもそのひとりだった。


まあでもおかげで、机に向かって病理の勉強ふるよりかは身をもって経験した分、あれこれ頭には入ったしひとにも優しくなれたから、ある意味わたしは良かったのかもしれない。

そのときはね、そう思えたけど……。


今となっては、ちょっと厄介。


だってこの出会いと別れの季節。

あらゆる行事のあふれるこのタイミングで、親としては調子を崩している場合ではない。笑


わたしは最近まで幼稚園の卒対で動いていて、不調を理由に迷惑もかけてしまった。

そういうのを思うと、今はあまり前向きには捉え難い。


なんとかならないものか……。

そう思いつつ、でも自分の身体とうまくやってくしかないんだよなあとどこか諦めている。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る