魔法設定 その3
魔脈点を通して精神交渉、ならびにそれを応用した魔法の類
魔脈点を通してお互いの精神を交渉する魔法。洗脳、魅了、認識に対する影響を与える魔法とも言われる。
その基本的な理論は『魔法設定 その2』より抜粋した上で説明をする。
■抜粋参照部分
【魔脈点】
魔力の出入り口。
魔脈のツボと言えば良い。本来は魔力の出口、要は放出口。逆に魔力を注入する場所でもある。脳に多いのは、ダイレクトに意識を伝える為に振動や圧縮を介してコントロールする為。
【混乱、催眠、昏倒、麻痺など】
魔脈点を介し、身体への悪影響を与える。混乱は記憶のフラッシュバック。催眠は脳への鎮静化。昏倒は強烈な魔力へのシャットダウン。麻痺は内部から魔脈を機能停止させる。(魔脈点を刺激するのではなく魔脈点へ、魔力を駆使して内部を弄ると言うのが正しい。)
いずれも医療魔法でも使われるが、昨今では情報が無く廃れている。
■それを元に適応、応用する魔法の類
【洗脳、魅了、記憶の改竄】
段階的に、洗脳→魅了→記憶の階級という手順を踏む。その為時間をかけて洗脳を掛けなければ高確率で失敗する。
【洗脳】
洗脳の最初の手段は、フラッシュバックと思い込みを利用して精神的に追い詰めていく。圧迫的に精神を追い込んだ中で言い成りにさせる方法が主となる。所謂催眠とは違い思考の範囲を狭めていく。
洗脳される対象の魔脈に不安定にさせる事で、対象の持つ思考力を奪い取る。思考力を失った対象は、洗脳する魔力に対して享受する。(これにより定期的な魔力を受け入れる事で継続させる。対象魔力の保有者の言動に対して肯定的な判断を持つようになる。)
【魅了・誘惑】
魅力ないし誘惑は、洗脳状態から更に定期的な魔力を受け続ける事で増大。
洗脳の上位版が魅了や誘惑と言える。ただ、洗脳時に行われる魔力享受時に与える側に肉体面の性的干渉を疑似的に与える事が必要とさせる。
(同性、異性に関係なく魅了対象の性癖は無視される。コレは記憶の改竄に該当する)
レベルが低い使い手では対象のトラウマを与え続ける事しか出来ず対象者が使い手を魅了される事が無い。
(本編では、ミスティアがジーベルに対して魅了されない理由の一つでもある、双方の魔脈の出来の違いもあったが。それ以上にジーベル側の強制的な性被害を与え続けた事が大きな要因ともいえる。ジーベル自身の女性蔑視、ミスティアに対する性奴隷的な対象としか見ていない。そう言った事案が色濃く出ていると同時に、根っから性癖面で性奴だったミスティアの免疫の高さもあって効果がほぼ皆無ともいえる、奇異な事案でもある。)
【記憶の改竄】
魅了、誘惑と言う段階を超えると。自身の記憶も持つ力を失う。単純に自身の持つ基本的な情報を始め、言動や癖と言った物まで現れ始める。
食の好みから、利き手などの動作にまで現れ。特定の人物の言動に対して忘れる、もしくは記憶し続けると言う偏屈な症状を見せる様になってしまう。
ここまで表面化する事は酷く稀。
実態は『魅了・誘惑』までが精々で、ここまで浸透するケースはほぼ皆無ともいえる。
■対象の違いによる蔓延化
ただ、性奴関連ではここまでの記憶の改竄を施す事は日常的。
特に、性癖や人格の改竄を始めとして対象本来の人格の喪失。
喪失した人格の再構築は不可能。それ故に禁忌魔法の一端としてよく上げられる。
スフィア・アーツの奴隷問題には、こう言った禁忌魔法との背中合わせである為。奴隷撤廃の背景を掲げながらも禁書となっており知られておらず。
尚且つ人格破綻した性奴市場が未だ根付いているという現実がある。
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