目は二つで星は
ohne Warum|
第1話
とても面白い人生を見たのですが内容を忘れてしまったので来世に持ち越す。隣人には言語障害と体の動きが不自然に見えるやつを持つように促されてる。僕の肺でお手玉する者たちに洗い終わったナイフを握らせてあげるのは子供の頃にそう躾けられたから。
他に話すことがないはず。話せばその先に進まなければならない。長い旅路にはならないので散歩コースを歩くのを真似させて貰う。美味しいガレットやクリオネの刺身なんかを咥える日々。なので口を閉じて目を閉ざすだけ。目は二つで星は一つというものだから、鼠も烏も豚肉も話し相手になるみたい。
爪とぎに触れたら全ては元に戻せるのだけれど、それをしないのは何故なのかは分からない。でもやっぱり人間の移住する星くらい置いてくれたらいいのにと思う。勿論恐竜たちには隠れていて貰う。観光客が笑う間に食文化の繁栄するさまは見ものだからね。
目は二つで星は ohne Warum| @mir_ewig
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