過去にどんなに良好な親子関係を築いていたとしても木っ端みじんに砕かれてしまうのが認知症というものですが、認知症の親を介護する者としては身につまされる思いになります。 和佳子にとって終わりの見えぬ介護生活の中、ちょっとだけ気を紛らさせてくれる出来事だったのに過ぎないかも知れませんが、報われて欲しいと願いたくなりました。