ミネストローネ(クリスマスSS)
改めてミネストローネ(Minestrone)という料理のことを書こうとして思い出す。
ミネストローネを初めて食べたのはいつだろう。
某ドーナツチェーンでもミネストローネというスープがあったのを覚えているが、先に食べたのは学食だったと思う。
確か、スープにいろんなショートパスタが入っていた。
パスタが入っていたり……レシピによっては「ほうれん草は入っていないといけない」と書いてあるものもあるし、「豆が入っていてこそミネストローネだ」なんて人もいる。
では、ミネストローネとは何か。
調べてみると、翻訳ソフト等では「野菜スープ」と翻訳されてしまう。
でも実際の意味としては……
・具だくさんのスープ
・ごった煮
・ごちゃ混ぜ
ということらしい。
あまり具材に拘らず、好みの食材と相性の良いもので作るのがいいのかも知れない。
本編……ミミル視点のクリスマスストーリーで登場するのは、私好みのミネストローネ。
野菜の旨味を引き出し、ベーコンやソーセージから肉の旨味をいただくのが私流。
【材料】(4人前)
・ニンニク(国産) 2片
・ベーコンブロック 40g程度
・玉ねぎ 中1/2個
・にんじん 中1/4本
・セロリ 1/4本
・キャベツ 1/8玉
・トマト 小2個
・じゃがいも 中1個
・ほうれん草 1束
・自然塩 小さじ1
・胡椒 少々
・オリーブオイル 大さじ2
・水 適量
【作り方】
1. 下準備
ニンニクはみじん切り
玉ねぎは8mm程度の粗みじん切りにする。
セロリは輪切り、ニンジン、ジャガイモは皮を剥き、8mmくらいの角切りにする。
キャベツは小さめのざく切りにする。
トマトはヘタを取って角切りにしておく。
ベーコンは短冊切りにする。
ほうれん草は一口大に切りそろえる。
2. 鍋にオリーブオイル、ニンニクを入れて弱火に掛ける。
3. ニンニクが薄く色づいて香りが立ってきたら、ベーコン、玉ねぎ、にんじん、セロリ、キャベツを入れて炒める。
4. 玉ねぎがしんなりとしてきたら、ひたひたになるくらいまで水を入れ、塩、トマト、じゃがいもを入れて沸騰するまでは強火、沸騰したら弱火で15分程度煮る。
5. 蓋を取り、ほうれん草を入れて更に煮込み、火が通ったらできあがり。
6. 皿に盛り付け、胡椒を散らす。
【ポイント】
・水の量が多くて塩分が足りなければ、足してください。
・コンソメを入れる場合、塩が入っているのでレシピの塩は減らしてください。
・ショートパスタ(オレキエッテやコンキリエ、ファルファッレ等)を別に茹でて入れても美味しいです。カペッリーニのようなロングパスタは短く折って入れるといいですよ。
・イタリア料理、フランス料理、スペイン料理の煮込みには香味野菜(玉ねぎ、にんじん、セロリ)を入れることが多いです。
旨味のベースがこれで出来上がります。
・具材にはきのこ(ぶなしめじ、マッシュルームなど)を入れるのもいいですし、ベーコンの変わりにソーセージを刻んで入れても美味しいです。
他に豆類(隠元豆、雛豆など)を入れても美味しいですよ。
あればローリエ(月桂樹の葉)などを入れて煮てもいいと思います。
・トマトは皮がめくれて浮いてくるので、皮が苦手ならあとで摘んで取り出します。先に湯剥きしてもいいですよ。我が家では高リコピントマトを2個使っています。
ホールトマトはスープにするには重いので、生を使っています。
・トマトを入れなければミネストローネ・ビアンコ(バレンタインSS)になります。
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実は、フランス料理のラタトゥイユも同じで、「ごった煮(Rata)」と「かき混ぜる(Touiller)」の造語。
他にも南イタリア料理のチャンボッタ(Ciambotta)も同じ「ごった煮」だったりする。
そういう意味では、ミネストローネは汁気が多くてスープというイメージ。
ラタトゥイユやチャンボッタは汁気が少ない「炊いたん(煮物)」に近い料理かな。
切って炒めて煮るだけの料理です。
夜のうちに作っておいて、朝温めて食べる……我が家の定番朝食です。
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