終わりですかー(☉。☉)!!
裕介くんがどんな反応をしたのか、めちゃくちゃ気になります!
私の希望としては、それをきっかけにして葉子ちゃんと裕介くんが良い関係になったら、葉子ちゃんは悟くんを許せたと思う。けれど反対に、二人が気まずい関係になったら……葉子ちゃんにとって、悟くんは単なる嫌な人ですよね。
でも嫌な遊びが再開し、葉子ちゃんが守ってくれなくなった件から、きっと後者ですよね。好きな気持ちを踏みつけられたような形の葉子ちゃんもつらかっただろうなぁ。
悟くんは人の気持ちを推し量ることが出来ないぶん、特異な才能がある子なのかなと思いました。周囲の理解がないと、すごく生きづらいですよね。
三人の性格を考えたとき、なにが悪かったのか、どうすれば良かったのか、答えが出ないです。ビターな物語。けれど随所の漢字が美しいです♡
作者からの返信
応援ありがとうございます!
ここで??っていうビターな終わり方になってしまいました。。でも漢字が美しいとおっしゃっていただいて、うれしいです♬
このあとの裕介くんと葉子ちゃん、気になりますね。たしかに卒業までは、周りの目もあって気まずい関係だったのかな、、と想像します。
……が。
ふたりはご近所ですからね。顔を合わせる機会はそれなりにあって、でも学校は別で。。そのうち裕介くんは自分の本当の気持ちに気づいて、、夏祭りの日に目が合ったふたりは――なんてアナザーストーリーがあるのかもしれません(^^)
他方、悟は悪気はまったくないのに周囲とうまく合わせる適性がなくって、生きづらいでしょうね。それでもすこしずつ成長して、幸せになってほしいと思います。結ばれた裕介くんと葉子ちゃんが悟の理解者になってくれたりするといいですね。
葉子ちゃんとの会話を丁寧に引き出しに「蔵う」……「蔵」という漢字が宛てられているところが、お片付けではなく、たからものを「しまう」感覚で伝わってきました。
「Bitter」な後味に終わりましたが、誰しもが持つであろう「あのとき、こうすれば、こうだったら」という「たられば」が、苦くリアルに思い出される物語だと感じられました。残るは「毒」ですね! 社会人・女子の視点も引き続き楽しみに拝読しますm(__)m
作者からの返信
応援ありがとうございます!
「蔵う」から「たからものをしまう」イメージを引き出されるとは、さすがですね。繊細に読んでいただけると、気持ちをこめて書いたのが報われる気がします。
不器用で純真な人間ほど、邪心のかけらもないのに言動のひとつひとつが周囲とぶつかって、あとから後悔したりするのかなと。そこが苦くて、リアルに感じていただけたのであればうれしいです。
残るは「毒」、また視点が変わりますがこちらもお楽しみいただければ幸いです!
これは名作だと思いました!リアルだなあ、と。本当に、心の機微が分からない奴って私の周りにもいて、思わずビンタしたくなったりするんですが、「本人には悪気無いんだよなあ…」などと思い、寛容になれない自分に対してもビターな感情を持ってしまいます。葉子ちゃんは良い子なだけに、辛い気持ちで当時の事を思い出しているかも…。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
これは名作とのお言葉、光栄です! 感情がみずみずしく伝わるように書きたいと思っていましたので、リアルと仰っていただいて、うれしいです。
思わずビンタ…でも、実際にしなかった分だけ寛容なのでは…(^^) 葉子ちゃんにとっても、きっとビターな思い出なんだと思います。時がやさしく傷を癒して、いつか仲直りできるといいですね。
Bitter...
葉子ちゃんが怒るのも無理ないと思いつつ、なにげに天才なのに、十年経ってもトラウマという悟くんが不憫で。。
小学生ぐらいの年齢だと顕著ですが、どうして人はときに自分の恋心をひた隠しにするのでしょうね??
自分の心に制御不可能な、しかも他人に握られている部分があるのが怖いんでしょうか
作者からの返信
応援ありがとうございます!
悟を不憫に思っていただいてありがとうございます。記憶力が良い代わり人の心の動きには疎い悟はこれからも苦労しそうですが、経験を重ねて、生きづらい世をそれなりに泳いでもらいたいと思っています。
恋心を隠す心理、なんなんでしょうね。葉子ちゃんに関しては、たぶん彼女プライドが高いというのがあるんだと思います。わりと人気者らしい幼馴染の裕介くんに自分から好きと言うのは嫌だ、相手も自分を好きと確信が持てて初めて言える、みたいな。
興味深いですねー。
二人称で書いてある小説は珍しいです。読んでいて不思議な感じがします。悟(あるいは読み手)を「お前」と呼ぶ語りの存在が一番不思議ですね。なんなんだろうと。
あと悟の奇妙な能力で葉子が怒りだすくだりは、とてもよかったです。引き込まれました。ただ、悟には残念なことでしたけど。
おもしろかったです。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
二人称で書いてみたらどうなるだろう、というちょっと実験的な試みでした。三人称より一層、神の視点感が際立つような、すこし寄り添う感じが出るような。。不思議な雰囲気を面白く感じていただければ幸いです!
葉子が怒りだすところ、よかったですか♬ 理不尽に見えて、彼女の立場に立つと分からなくもない、そんな感情の爆発が表れていればいいなと思います。
悟にはショックでしたが……それも経験にして、成長してくれると願っています。
ほんとにビターなまま終わっちゃった…
人の感情を読むのは、この時の悟くんには難しかったんですね。
語り手が誰なのか、その後どんな大人になったのか気になります。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
今回はひたすらビターでした。。。苦くってごめんなさいと心で謝りながら、それでもやさしい物語にできればと思いながら書いていました。
仰る通り、未成熟な悟には、言葉は記憶できても、その感情を読むのは難しかったようです。たぶん悟は、この後もいろいろ壁にぶつかりながらも、素直な心のまま育ってくれたんじゃないかと願っています。
語り手は、、、誰なんでしょうね(^^) 候補をいくつか挙げておきますので、お好みの語り手を選んでください。
「親/あるいは兄」「親友」「遠くから見ていた級友」「悟の第二人格」「悟の守護霊」「教室の地縛霊」「実は悟自身」
初めは、なんとなく掴みきれないのは小学生のお話だからかと思っていました……でも、やっと気づきました。語り手の「僕」が見えていないんですね。読み手が「僕」になって、小学生の頃のことを思いだせ、という感じなのだろうかと、そう思ってあらためて最初から読んでみました。
そして、あれ、この「僕」は誰が好きだったんだろう? とふと思いました。……その視線の先にいるのはいつも「お前」、悟くんです。だとすれば、これは葉子ちゃん以上にビター。。。悟くんは何度も葉子ちゃんのことを思いだしているけど、「僕」も十年経った今もときどき思いだしているようで……忘れられない、苦い恋だったのかもと……。
長々と書いてはみたけれど、ただの私の趣味方向な思い込みだったらごめんなさい(^^;
作者からの返信
応援ありがとうございます!
語り手の「僕」は誰なのか。ふふふ、いい着眼点です(偉そう…)。最初と最後だけすこし存在を主張して、あとはずっと控えめな語り手でした。
少年愛風味に解釈されましたね! その視線の先にはいつも「お前」、鋭いところを突かれています。これは切なく、ビター。
正しい答えはなく、読者の想像にお任せするいつものパターンですが、候補を幾つか挙げておきます。お好きなパターンで想像ください♬
「親/あるいは兄」「親友」「遠くから見ていた級友」「悟の第二人格」「悟の守護霊」「教室の地縛霊」「実は悟自身」。二番目、三番目あたりが千弦さんのお好みでしょうか。
苦いですね。悪気がなくて本人にもコントロールしようのないことで、誰かを傷つけるのがやるせないです。悟のような子が本当に理解してもらうのは難しいでしょうね。いつか別の葉子ちゃんに会える日がくればいいですが。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
今回はBitterになってしまいました。本人にはどうしようもなく誰かを傷つけてしまうというのが、、それでたぶん自分でも生きづらいんでしょうね。やるせないと仰っていただいて、悟も気持ちが救われていると思います。
別の葉子ちゃんと出会って、幸せになることを私も願っています。