足掻け。自分の人生を得るために

 足掻き苦しみ、悩み、恐怖し、人の心に触れ、そうして得られた一つの知見。それを胸に、主人公は自分の人生を歩んでいく。

 「何か」を押しつけられる人生を生きていてもいいのか?自分の人生は、自分が主役である。自分主体の人生を歩むことの素晴らしさ。そして、そういった人生を歩むことの難しさを感じた作品でした。
 心情描写が丁寧でとても良い。心の揺れ動きが、まるで読者と主人公の心情がリンクしたように、ダイレクトに伝わってきました。素敵な作品をありがとうございます

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