第31話 エピローグ

 健司と美月は、ハネムーン旅行に来ている。

 ハネムーン旅行と言っても、前にも一緒に行った那須のリゾートホテルである。


 結婚したと伝えたところ、夕食後のデザートにホテルから豪華なケーキをサービスしてもらった。皆に拍手されて、ちょっと気恥ずかしい思いをした。


 今は、部屋に戻ってきてソファでくつろいでいる。


「健司さん。やっと終わったなという感じです・・・」

 珍しく、美月はちょっと酔っているようである。


「今まで、バタバタしっぱなしだったけらね。それは、しょうがないけど」

 健司は美月の肩を抱きしめながら話す。


「でも、終わりじゃなくて我々はここからがスタートだからね。これから、よろしくね」

「はい、そうでした」


 窓の外には、月に照らされた庭が見えている。


「今更だけど、ほんとに俺でよかったのか?」

「もちろんですよ、健司さんだからよかったんです」


 健司を見上げて、微笑む美月。


「大好きですよ、健司さん。これからも、ずっとよろしくお願いしますね」

「ありがとう。俺も好きだよ」


 愛し合う二人。これからも幸せな人生を送っていくことになるのだ。



(了)

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瀬戸美月 25歳 〜 私、プロポーズされました! 三枝 優 @7487sakuya

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