いつか来た道、知らない街角

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「おい」

「あい」

「ねぞうがわるいですが」

「あい。すんません」

「いだだだ。手。手が。敷かれてる」

「すんません」

「ねぞうわるいのに手は繋いだままなんだから。腕関節がいくつあっても足りないんだけど」

「ばきばきに折れてもろて」

「手を離すという選択肢はないのか」

「ありません。おやすみ」

「おやすみ。よいしょ」

「のわっ」

「これなら手は敷かないぞ」

「じゃあ、まあ、それでいいです」