第2節
農家の軽トラしか通らない道路をしばらく行くと、自販機が見えてくる。100円のやつ。誰が使うんだこんなもんと思ってたけど、近所のおばあちゃんが大事そうに2、30本買っていくのをしばしば見かける。それこそ本当に、地球最後の水みたいに。持ち運びも大変そうだったから、Amazonを教えようとしたけど、遂には諦めてしまった。
その自販機を右に曲がると、(今日はおばあちゃんはいなかった。)今にも山に飲み込まれそうな我が家に着く。
関連小説
近況完全網羅備忘録/詩川
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 7話
不定期な雑記帳♪/麦柄けい
★15 エッセイ・ノンフィクション 連載中 146話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます