第十四話

「しかし、弟子は皆、真面目ですね」


「うん? いや、俺も真面目だよ。一応、剣術の神と呼ばれてるんだから、さ」


「剣術の神さま? で、す、か……」


「あれ? その反応は、お気に召さない。では、伝説の兵法家!」


「あなた。技術開発部に所属している、悪の陰陽師あのこと同じ官職かんしょくでしたよね?」


「あの娘は、陰陽師いんようし陰陽師おんみょうじではない、ね」


「興味深いですね。陰陽師おんみょうじ陰陽師いんようしの違い」


「そうだ、ねーぇー。例えるなら、科学者かがくしゃ化学者かがくしゃ、かな。科学者かがくしゃ陰陽師おんみょうじ。で、化学者かがくしゃ陰陽師いんようしって感じ」


「なるほど。伊達だてに、文武の達人と呼ばれているだけのことはあります。あの少年を優秀な殺人剣の使い手に育て上げた――手腕」


「まぁーねぇー」


【広報部】

「本件に関する詳細情報は、下記リンクよりご確認いただけますので、ご参照のほどよろしくお願い申し上げます」

https://kakuyomu.jp/works/16818093075446184639

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無限宇宙制作委員会 八五三(はちごさん) @futatsume358

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