Bing Web: time machine

マシロカネミツ

Bing Web: time machine

『あ〜、眠ぃ〜。』昨日は夜中までゲームしてたからなぁ。

とにかく、眠い。ボーーーっとする頭で学校に着いた。

授業なんか頭に入んねえよ。あーーー…

…ん?あれ?ここどこだ?ウチの学校、こんな古臭かったか?

周りの奴らも、制服がなんか違くね?…

おっかしいなぁ…

帰り道、変なおっさんと目が合った。道路の陰に隠れて、パッとは見えなかったけど。

真っ黒な、ボロボロの布を着て、こっちをじーーっと見てたんだ。

『なんですか?』俺は、オッサンに聞いた。

『未来(あした)から来たね?』

『はい?』俺が聞き返すと、オッサンはもう1回、

同じ事を聞いた。

『未来(あした)から、来たんだね?』

『…はぁ。』

『気をつけなさいよォ。ここは、あんたを惑わすよ。…けど、アンタは、賢そうだ。意外と早く「出られる」かもね?』

オッサンは、ケタケタ笑いながら、向こうへ行った。

変なオッサンだなぁ。ボケてんのかなァ?キモっ。

えーっと、俺ん家、俺ん家…あれ?ない

あれ?あれ?あれ?…確か、ここにあるはずなんだけどなぁ…あ、あれ…ね、眠い…寝てる場合じゃないのに…

…あれ?…ここ、学校じゃん。いつもの学校…いつもの連中…いつもの生活…え?

あれは一体、なんだったんだァ?…ゆ、夢?

にしては、リアルだったなァ…


┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉fin┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Bing Web: time machine マシロカネミツ @Pomtaouji

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ