第3話 癒しが欲しい

「癒しが欲しい。」


「ごめんれい君と電話してて聞いてなかった。もっかい言って。」


「癒しという名の彼氏が欲しい!!!}


数か月前は一緒に暮らしていたこの友人はいちか。


現在は私の隣の部屋を借りて一人暮らししている。


「いいよなぁ、いちかは最近彼氏さんができましたものね。」


「マジれい君かっこいいかわいい好き。」


「そのれい君に良い人いたら紹介してっていっといて。」


もう遠距離でも近距離でもなんでもいいや。


とりあえず今は癒しが欲しい。彼氏が欲しい。


「れい君は関係ないけど、一人知ってそうな奴いるから聞いておくよ。」


「なんならその人紹介してくれてもいいよ~」


「言っときます~」


料理がまったくできないいちかは、私が出来合いで作った食事をかき込むと


部屋へと帰っていった。


リア充爆ぜてしまえ。

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墓場へGO @hirobes1224

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