まずとても読みやすい、そしてゆるい雰囲気な作品だと思います。主人公達と武器のかけあいが、まるで学生の頃のようなゆるさでクスっとする事があります。物語的にはもう少し盛り上がりが欲しいと思う部分もありましたが、ゆるさが崩れるのでこれでもいいのかもしれません。あまり評価がされてないですが、もう少し評価されてもいい作品な気がしますので気になったら読んでみて下さい。
魔法使い志望なのに剣術で戦うことになった少年シーク、伝説の聖剣だけどどこか空とぼけているバルドルの掛け合いが楽しい作品!個人的にはキノの旅を思い出しました。モンスター相手にチートで無双するのではなく、シークとバルドルが力を合わせて倒していく王道が展開されます。本作品は改稿版ということなので、続きが気になった方は旧版を読んでもいいかも?
情報の出し方が上手い。自然とどういった世界なのか把握出来ます。そういう前提があるからこそ、「魔法使いが剣を持つことの特異性」でワクワク出来るのです。安定した面白さが期待できます。