応援コメント

第十集」への応援コメント

  • こんばんは。

     第八集「螽斯」は「キリギリス」って読むんじゃなかったっけ?と思って、ググりました結果
    「1 キリギリスの漢名。

    2 イナゴの別名。

    3 《イナゴは群集し、数多く産卵するところから》子孫が繁栄すること。」
    だそうです。一つまた勉強になりました。

     第九集「慊焉」は何故か、打ち消しが殆どの使用例ですよね。そこが印象に残ってる熟語です。

     第十集「翹楚」も才能が他と比べて優れる意味らしいですが、似たような熟語は多くて助かりますね。(前回の両眼の真逆のパターンですね。)


     

    作者からの返信

    こんにちは。九頭龍一鬼です。
    田渡芳実様。コメントありがとうございます。

    『螽斯』は『螽斯之化』でもほぼ同義で、広辞苑によると、『太平記』に『螽斯の化行はれて…宮々次第に御誕生あつて』の例文があり、皇室の繁栄を表現するのにつかわれているらしいのがわかります。

    というか、『こんな言葉、『太平記』以外でつかわれることがあるのか』とおもってしまいます。

    ですが、たしか、谷崎潤一郎が、『寺子屋時代に『太平記』を精読させられた』というように随筆に書いていたので、明治維新前後の知識人にとっては常識だったのかもしれません。

    いずれにせよ、愚生としては、いかなる日本語も大切にしたいと存じます。

    また、本稿は、愚生の解釈によって語義を定めておりますので、本稿の記述に間違いがあったら、まことに申し訳ございません。

    では、今後ともよろしくおねがいいたします。