第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部(ちょこっと

ちょこっと

第1話 神渡し 励ます声が 紙渡し 我らも集い 書く読むともに

神渡かみわたし 励ます声が 紙渡かみわたし」


「我らも集い 書く読むともに」




 神渡しは、冬に吹く風。


 十月に出雲へ神々が集まる時、神々を送る風の事。

 書き手のみなさんと、投稿サイトへ作品投稿するのが、何処か似ていると思えました。


 出雲へ集まる(投稿サイトへ投稿して作品が集まる)のは、八百万の神々(書き手はその作品の創作神ともいえる)


 その神々を送る風は、挫けそうな時、疲れた時、煮詰まった時、追い風を吹かせてくれるのは、読んでくれた方からの励ましの声。


 白紙の紙を、次の原稿用紙を渡すのは、渡してくれるのは、ささやかな励ましの声。


 そんな気がします。



 追加部分の下の句。


 本好き、物語好きな、私達。

 出雲へ神様達が集うように、私達も同好の士で集い、書いて読んで楽しむ日々だと良いな、なんて。

 webでも、文フリみたいなリアルでも。

 こうしてカクヨムに集まっているのでも、つまるところ、みんなお話好き仲間みたいだなと感じて書きました。


 最後の「ともに」は、『共に』でもあり『友に』でもあり。


 今年も来年も、その先も、良き読書ライフを過ごせますように。



 ちょこっと

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