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2021年7月28日 15:53
『ドラキュラ』の著者であるブラム・ストーカーも熱中させた『ラムトンのワーム伝説』を再現しようとするドラゴンパークの面々......しかし、最初に立ちはだかる壁はドラゴン伝説について回る謎の理不尽さでした。 かの有名な聖ゲオルギオス伝説でさえ、「ドラゴンが火を吹こうと口を開けたところに槍を投げ込んで弱らせた後に村まで連れて帰り、村人に対してドラゴンを殺すことと引き換えにキリスト教への改宗をせまる」という理不尽さが付き纏います。他にも聖書の中で大天使ミカエルは地にドラゴンを投げ落とした(これによって地上にドラゴンが現れるようになった)という民間伝承があるなど、ドラゴン退治の英雄は往々にして一筋縄ではいかない理不尽さがあります。そこに突っ込んだ作品は意外と少ないので、「暗っ!」からはじまるツッコミには「そうだよ! そうだよ!」と共感してしまいました。 また、後年のファンタジー作品とは異なり、ドラゴン退治の武器は剣ではなく、槍や棘付きの鎧に尖った十字架など奇天烈な物が多いことにも触れていてなんだか嬉しい気持ちになりました。 この後が楽しみです! 長文失礼しました。
作者からの返信
西洋のドラゴン=倒すべき神の敵の構図は寓話でよく見かけられ、こちらが理不尽だと思うことも当たり前のように語られ、宗教観が違うのだな、と思うことが多々あります。逆に東洋の龍はどんな風に見られているのか気になるところです。最近ではKOMでサラッと西洋の竜と東洋の龍の違いが述べられていた場面があり、おー!触れてくれたー!と思った記憶があります。確かに初期のドラゴン退治は樽やパイなど、家庭的な道具が多い印象です。これも身近な存在から、悪の存在へと変わった影響かもしれませんね。応援コメントいただきありがとうございます。
『ドラキュラ』の著者であるブラム・ストーカーも熱中させた『ラムトンのワーム伝説』を再現しようとするドラゴンパークの面々......しかし、最初に立ちはだかる壁はドラゴン伝説について回る謎の理不尽さでした。
かの有名な聖ゲオルギオス伝説でさえ、「ドラゴンが火を吹こうと口を開けたところに槍を投げ込んで弱らせた後に村まで連れて帰り、村人に対してドラゴンを殺すことと引き換えにキリスト教への改宗をせまる」という理不尽さが付き纏います。他にも聖書の中で大天使ミカエルは地にドラゴンを投げ落とした(これによって地上にドラゴンが現れるようになった)という民間伝承があるなど、ドラゴン退治の英雄は往々にして一筋縄ではいかない理不尽さがあります。そこに突っ込んだ作品は意外と少ないので、「暗っ!」からはじまるツッコミには「そうだよ! そうだよ!」と共感してしまいました。
また、後年のファンタジー作品とは異なり、ドラゴン退治の武器は剣ではなく、槍や棘付きの鎧に尖った十字架など奇天烈な物が多いことにも触れていてなんだか嬉しい気持ちになりました。
この後が楽しみです!
長文失礼しました。
作者からの返信
西洋のドラゴン=倒すべき神の敵の構図は寓話でよく見かけられ、こちらが理不尽だと思うことも当たり前のように語られ、宗教観が違うのだな、と思うことが多々あります。
逆に東洋の龍はどんな風に見られているのか気になるところです。
最近ではKOMでサラッと西洋の竜と東洋の龍の違いが述べられていた場面があり、おー!触れてくれたー!と思った記憶があります。
確かに初期のドラゴン退治は樽やパイなど、家庭的な道具が多い印象です。これも身近な存在から、悪の存在へと変わった影響かもしれませんね。
応援コメントいただきありがとうございます。