第3話 ペットロスへの恐怖

 友達のネコのチャトランは死ぬ前年まで子供を産んだ。その年齢は二十五年。


 産まれた子猫は川に流したと言う。爺様に幼心に酷い人だと思ったものだ、今は心を鬼にしての行動だと、納得している。


 ウチのネコたちはネコトイレで用を足さない。外に出て済ませてくる。二匹ともこの家が巣だと認識している様だ。ネコ砂を買わなくて済むのでこちらとしては大変助かっている。


 近所の人に糞害で文句を言われて事もない。きっと、うちが超田舎だからだろう。


 カフェは喘息持ちだ、この歳まで生きていたのが不思議な程だ。俺のタバコのせいも、あるだろうが何度か発作を起こす。その度に自分の寿命をカフェに与えるイメージで手当てしている。


 ならタバコ止めろよ? それは無理ですね。人には頭を空っぽにする時間が必要です。それが、自分にはタバコを吸う時間なのです。口寂しいというのもありますが…。


 カフェが亡くなったらしばらく放心します。かえってネコと主人公の話を書き始めるかもしれません。


 


 


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ネコとの生活 神城零次 @sreins0021

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