第5話 たいやき

 A「なぜきみは今を食べるんだい?」


 あなた「そ、それは……」


 

 1.小腹がすいて、おやつが食べたかったから


 2 . たいやき屋の店主を助けたくて、その売り上げの足しにするために買ってあげたかったから


 3 . たいやきを愛しているため、たいやきを食べることでたいやきと一つになりたかったから



 ・1を選んだあなた

「小腹がすいていて、丁度よかったんだ」


 A「……」


 Aはなにも言わずに去っていった。




 ・2を選んだあなた

「たいやき屋の店主を助けたくて、その売り上げの足しにするために買ってあげたかったんだ」


 A「ふん、そんなの偽善だね。直接お金を渡せばよいではないか」

 そういって意味不明な批判をしたAは去っていった。



 ・3を選んだあなた

「僕はたいやきを愛しているんだ。たいやきを食べることで、僕はたいやきと一つになりたかったんだ」


 A「私もだよ」


 そういうやいなや、Aは2m近い「たいやき」に変身して僕を包みこんだ。

 ああ、こいつは僕と一体になりたかったのか。


 僕はたいやきの中身になってしまった。


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なんでも  ショート ショート  ショート アイスティー・ポン太 @icetea_ponta

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