古風な文体の、勧善懲悪に終わらない話

桃から産まれた事が通説として定着し、奇として村人から疎まれた場合、腕の立つ桃太郎と追放された動物達はどうなるか、少し見てみたい気もしました。
ただ村人側としても、その気一つで島の文化を破壊できる力を一個人が持つと言うことは、防人を組織する事も難しそうな村の場合脅威に感じるのは仕方がないかもしれないと言うのが難しい所ですね。
まだ桃太郎が小さかった頃、月の静かな明かりは、村も鬼ヶ島も平等に照らしていたのかもしれないなと思うと、少々寂しく思えました。