迫力のある戦闘シーンは、映画さながらの素晴らしい展開と読み応えで短編とは思えない作品でした。主人公と共に戦う雷と風がまた強い…!それぞれの想いを胸に怪異と対峙する展開は巧妙で素晴らしかったです!駅に人の恨みつらみが集まる…にとても共感しました。ラストの一言もお見事!です。ホラー好きな方はもちろん、バトルやファンタジー好きな方にもぜひ読んでもらいたい作品です。
順番に短編から拝読致しました! 内容の中核は同じものなのに、展開や登場人物のキャラクターによって短編とはまた違った雰囲気で楽しめる作品です。 面白いと思えると同時に、怖さもしっかり。今までの謎がこの話で解けるわけですが、納得と同時にどうしようもない恐怖が感じられ、描写から映像がありありと浮かんでしまいました。 薄暗い駅のホームに立つ度にきっとこの話を思い出してしまう。
駅で突如起こる狂乱。線路へ誘う声。その輪郭は魔そのもの。業が連鎖し、負をまとい、死の循環に巻き込まれていく人々の断末魔を目の当たりにして、電車に乗りたくなくなりました。(「駅に潜むもの」全編通してのレビューです)