昨今流行りのゲーム世界転生やチートに飽きた人におすすめの異世界もの。まだ数話しか読んでいないが、かなり面白い。ちゃんと世界観や設定が作り込まれているのが分かる。最初はなんで鍋?と思ったが、よくよく考えれば剣を渡されても現代人使えないよなと。程よいリアリティを持たせつつテンポ良く進んでいくので、中弛みや違和感なく読めるのも良い。
タイトルから軽い感じで読める作品なのかと思ったら良い意味で期待を裏切られた。現代知識の転生先への落とし込み方にも作品なりのこだわりが感じられるし、思想の齟齬のすり合わせについても丁寧に表現されてい…続きを読む
巷に溢れる転生ナーロッパと侮るなかれ主人公の手元にあるのは皆さんご存知、煮炊きに使用される「鍋」のみです。読み進める毎に襲いかかってくる世界観!時代考証、宗教、経済、風俗…読めば分かる…続きを読む
鍋で戦う主人公というのはいかにも怪しげだが、なによりおかしいと感じているのは主人公自身。主人公の感覚が「いわゆる一般人」のレベルをあまり出ず、SAN値は減るし恐怖で震えるというのが逆にいい。その…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(119文字)
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