第六十九話 ロッククライミングの心得

 ドラスケが王宮に残され、捕らわれ身となってしまった。

 その緊急事態を前に俺達黒装束の3人は、真剣に“時計が一周回る程長い時間”の協議を重ねた結果……一致した結論を出した。


「……取り合えず宿に戻って寝よう」

「そうですね……徹夜明けの頭では碌な考えも浮かびません」

「私も昨夜はほとんど茂みの中に潜んでたから泥だらけだし、はやくシャワー浴びたいわ」


 時計が一周回る程長い時間いっぷんかんの協議の結果は一旦保留……。

“とにかく寝たい”……徹夜明けの俺達にとって今はそれしか考えが浮かばなかった。

 薄情と言うなかれ、一応アンデッドであり歴戦の戦士でもあるヤツなら大丈夫だろうって、そんな結論に至る“屁理屈”もあるのだから。

 俺達人間とは違い疲労感があるワケでも無いし、あのサイズだから俺達よりも遥かに脱出しやすいだろうって信頼もある。

 むしろ現在の疲労度を考えると俺達『ワースト・デッド』のパフォーマンスは低下しまくりで……身体技能だけじゃなく頭脳も碌に働いていない。

 仮にもう一度王宮に忍び込む事にしたとしても、ザルな計画で無意識に失敗する危険が高い。


「針土竜亭に戻ったら午前中は各々休憩……その後目覚めたら今後の事を考えるって事でOK?」

「お~け~」「……了解です」


 今後の予定を告げる段階でカチーナさんもリリーさんも返事をしつつ、木箱から覗くその瞳はどっちも閉じかけていた。

 気持ちは良く分かる……この馬車のゆっくりした揺れが何とも眠気を誘う。

 一般的に夜に強そうに思われがちな盗賊だが、本音を言えば夜は寝たい時間なのだ。

 無理やり起きていての早朝でこの環境は拷問にも近い。 

 かと言っても既に黒装束の方が目立つ時間帯……不用意に姿を晒すのはマズいし、下手に寝ちまったら最後、何にも知らない御者のオッサンと対面したら最悪である。

 ある程度王宮から離れた離脱地点までしばらくの間……寝るには最高の環境下で寝てはいけないという拷問。

 実際の時間は短いはずなのに、それはそれは長く感じてしまう。


「「……ZZ」」

「……寝るな二人とも、知り合いにこんな格好見られたら死ぬぞ。社会的に……」



 荷馬車が王宮から離れたところで離脱した俺たちは誰にも目撃される事無く根城にしている『針土竜亭』へと帰還を果し……そのまま泥のように眠りに付いた。

 そして……ようやく目が覚めた時には既に太陽が西の空に傾き始めた夕方だった。

 普段体力に自信のある方の俺達ではあるが、やはり昨日みたいに『誰にも気づかれないように潜入する』というのはただ押し入るよりも体力も精神力も通常より削られるものだ。

 ましてや盗賊である俺はそう言う事に慣れている方でも、カチーナさんもリリーさんも普段とは違う働きをしただけに、同じ時間睡眠をとっても回復しきってはいないようで……まだ眠そうな顔を隠せていなかった。


「……斥候や偵察をする方々は常にあのような環境下にいるのですね。前線とは全く違った緊張感でしたよ」

「私もスナイパーとして遠距離から潜伏する事は多かったけど、昨日みたいに潜入して~ってのはさすがにヘビーだったわ……。ギラルさんたち盗賊はいつもこんな仕事をしているの?」

「ま~どんな環境も慣れっスよ慣れ」


 まだ眠そうな顔で集合した二人が自分よりも回復しきっていない事に少しだけ優越感を感じてしまう。

 最近戦闘面で訓練中にこの二人に圧倒される事ばかりだったから、こんな些細な事でも自分が上に立てる事実が妙に嬉しい……。

 ……我ながら小さい男である。


「さて……取り合えずこれからどう動こうか? 予定よりも長く寝ちまったから出来る事は限られそうだけど」

「私は早速コレの翻訳に移ろうかと思うわ。元魔導僧としてもこんな古い古代亜人種言語の資料は見た事が無いから……」


 俺の言葉にリリーさんは昨夜の戦利品である一冊の古い本を手に取った。

 元よりこの中で翻訳が出来るのはリリーさんだけだから、興味津々にやる気になってくれているならありがたい。

 この内容が『預言書』とどうかかわって来るのか怖くもあるけど……。


「私はドラスケ殿が王宮から脱出してくるかもしれないから、一端王宮まで足を運んでみようかと思います」

「まあ……ヤツなら大丈夫だとは思うけど、最悪数日戻ってこないなら再度潜入も考える。だから一人で無茶はしないでくれよ?」

「分かってますよ。さすがに一人で潜入する無謀をする気はありませんよ」


 王子に模型として持って行かれた事を考えると気がかりと言えば気がかりだが、アレの原型は脳筋聖女と真正面からタイマンを張った戦士だからな。

 ひと眠りして冷静に考えてみても、何事も無ければヤツが危険にさらされるのは少ないように思える。

 ただ心配するカチーナさんの行動にケチを付ける程でも無い。


「……俺は今一度大図書館に行って司書殿と話して来ようかと思ってる」

「!?……大丈夫なのですか一人であの人に会いに行くなど」


 そして俺がこれからの予定をを口にすると、カチーナさんは露骨に心配そうな顔つきになった。

 一応元上司でもあるだろうに……先日の対面ですっかり警戒心を抱いてしまったようだ。


「大丈夫でしょ……今までも一人で会っていたようなもんだし。現状の俺達じゃ3人そろって出向いたって同じ事にしかならないから」

「…………」


 俺の見解にカチーナさんは不満そうだが否定する事も無い。

 向こうがその気だったら、俺たちは先日の大図書館前で皆殺しにされていただろう事は対面した俺たち自身が一番よく知っている。

しかし『酒盛り』の仲間たちや師匠たちでも及ばないだろう化け物のような存在……現状の俺達ではどうする事も出来ないはずだが……。


「あの団長だか司書だかが何を考えているのかは定かじゃね~けど……俺達への干渉に妙な迷いみたいなモンを感じたんだよな」 

「迷い……ですか? あのホロウ団長が?」


 迷いなく最高の結果を出すために冷静に非情に作戦を遂行する四魔将最高の頭脳を持った『聖尚書ホロウ』……預言書のイメージと全く遜色のない姿ではあった。

 個人的には『聖騎士』『聖魔女』とイメージからかけ離れた姿を目にしていたから、彼は預言書と同じような人物像なのだと思い込んではいたのだが……。


「俺たちの事を自分の思い通りに動かしたいなら知ってる自分に都合の良い情報だけを単純に流せばいい。なのにワザワザ邪気に関する古書を王宮でも知られていない禁書庫の存在を明かしてまで俺たちに渡るようお膳立てしてやがる……俺達がどう動くかなんて予想通りに行くかも分かんね~のに」

「そう言われると……そうですね。ホロウ団長は我々に情報を開示しているだけ……誘導しようとしているにしては私たちの自由度が高すぎる気がします」


 具体的にこうしろああしろと指示を出されれば疑いをかけられるから、俺達を誘導する為に多くを語らない……と言えなくも無いが、それにしても丸投げが過ぎるのが気になる。

 師が弟子を導くために試練を用意しているとか、そんな感じに捉えられない事も無いが……何かを決めかねている気配があるような?


「そのギラルさんの考え自体ホロウ氏の誘導かもしれないんじゃない? 自分の考えだと“思わせる”ってのはマインドコントロールの基本よ?」


 リリーさんのその意見も一理ある……実はそんな俺の思い付きすら誘導かもしれない。

 だけど一つどうしようもない事実もある……。


「俺達は本来集まるはずも無かった死ぬはずだったヤツら……いわば予定から外れたイレギュラーでしかない。そんなモンを予定に組みこんでいる時点で既に『大尚書』も何かズレ始めているんじゃないかと思うんだよね」

「ふむ……」

「むう……」

「ま……ここは男同士って事で俺一人で行くのが良いと思うのさ。あの司書殿も異性の前だと言いづらい事もあるかもしれんからね」

 

 思案顔で唸る二人に俺は軽く笑って言い放つ。

 本音を言えば会わなくていいならもう二度と会いたくないのだけど……王宮の誰もが知らない禁書庫なんてモノを俺たちに教え、その場所を王子ではない王子ヴァリスが遊び場にしていた辺りに作為的な何かを感じるのだ。

 まるで自ら結果を望まない……自分の想定していない、想像以上の何かを期待しているかのような……。


「無様な最期を迎えたくない、それだけの俺達ワースト・デッドに何を期待しているのやら……」


                 ・

                 ・ 

                 ・


 王都の中央区にある大図書館は基本的に日没の時間帯には閉館する……何回も、何年も通っている俺はその事を良く知っていた。

 今行ったところで入館は出来ず窓口で“また明日”と言われるのがオチであると……。

 しかし今日に至ってはある種の確信があった。

 この時間でも俺が出向けば正面から入館できると……。

 そしていつものように窓口に赴くと、いつもならいるはずの不愛想な守衛はおらず……間違いなく俺当てであろうメモ紙がカウンターに置かれていた。


『ようこそ』


 その文字を見ただけで、ハッキリ言って帰りたくなってしまう。

 というのも俺が大図書館に到着する直前に俺の『気配察知』の索敵範囲、大図書館の敷地内からすべての気配が消えていた事にメモ紙を見た時点で気が付いてしまったから……。

 大図書館内部に誰もいないとしか思えないのに、俺の到着を見越して人払いをしメモ紙を置いてある。

 当たり前だが“誰かがいなければ”こんな事は出来るはずがない。


「ふ~~……無い気配を探る為に感覚を広くするのは意味がないな」


 俺はこの時点で先に危険を察知するための索敵を完全に諦めて広くではなく狭く、浅くではなく深く五感を集中させながら大図書館へと入館する。

 いつもはそこそこ人のいる場所のはずなのに、今は誰も見当たらない……無人だと荘厳な雰囲気もあるが、同時に不気味さも増してしまう。


 だって、絶対にここにな“ナニか”がいるハズだから……。


 何度かカチーナさんと模擬戦を繰り返しているのだが、中間距離を含めた戦闘は互角でも完全な近接戦闘になると、俺が彼女に一撃加えた事は一度も無い。

 スピードや感知、手先の器用さでは圧倒的に俺の方が勝るはずなのに近距離ではそのことごとくが敗北してしまう。

 盗賊が剣士に真正面から戦って勝てないのは分かっているが、スピード面で劣るのが納得できずにいたが……そんな俺にカチーナさんは教えてくれた。

『前線で戦う自分が集中しているのは、まず自分の体を最短最小に動かす事のみ。特に私は常にパワー、速度において後れを取る事が多かったですから』と……。

 それは“足を止めて戦う”という事前に危機を察知して距離を取るか逃亡を第一に考える盗賊とは真逆の発想だった。

 自身の警戒する範囲を皮一枚ほどに絞り込み、全身をセンサーとして向かってきた攻撃に最小の動きで対処するから早く見える。

 ……妙なモノで『酒盛り』の頃には剣士と槍使いって近接戦の上級者がいたのだが、あの人たちは元々才能ある感覚派だったみたいで、そういう事を論理だてて教えてくれる事は無かったからな~。

 足りない事を知識や鍛錬で埋めて来た俺にはカチーナさんの助言ほど分かりやすい物はなかった。

 ……ただ、今の俺では皮一枚に集中を絞り込むまでは行かないけど。


「……前線で戦う達人ってのは常にこんな集中が必要なのか? 集中の密度が濃いとここまで神経使うもんなのかよ」


 一番大きく聞えるのが自分の心音、空気が肌を撫でる感覚から靴に付いた砂粒が落ちる事までも分かるくらいに密度を濃く集中する。

 奇しくも昨夜のカチーナさんとは対照的に、今度は俺が慣れない作業に神経を削られる気分であった。

 が……そこまで自分のごく狭い範囲のみに集中した事で、ほんのわずか……ごく一瞬だけ自分の隣の空気が動くのを感じる事が出来た。

 ……まさか!?

 一気に全身から冷や汗が噴き出し、警戒心を露に空気が動いたと感じた方を見ると……既に夕刻を過ぎて薄暗くなった大図書館の本棚に挟まれ、少しだけ驚いたような司書殿と目が合ったのだった。


「おお、素晴らしい。私から声を掛けずとも発見できるとは……是非とも調査兵団に欲しい逸材ですね~」

「生憎と宮仕えに興味はね~っスよ……団長閣下」

「それは残念です。禁書庫の発見は調査兵団の入団試験のようなモノなのですが……」


 ようやく発見できたと喜びたいところだが、俺には冷や汗を流しつつ虚勢を張る事しか出来なかった。

 ただそっちにいる事に反応出来ただけ……向こうがその気であれば自分の命は無い事に変わりはないのだから。

 むしろ片鱗を垣間見た事で、ますますレベルの差を認識してしまう。


「調査兵団に禁書庫は周知の場ではなく発見しろとか……随分ぶっちゃけるっスね」

「そろそろ互いに“本当に”面識を持ちたいとは思ってましたので……そちらはどうですか? 怪盗ハーフデッド殿……」


 本当に……か。

 どうやら団長殿は俺を面と向かって名を明かすに足る人物であると認識したって事らしいな。

 ただその理由が件の入団試験とやらだとするなら少々問題だ。


「団長殿のお眼鏡に適った理由が件の禁書庫だってんなら、発見したのは仲間の一人だし、肝心な入り口を教えてくれたのはどこぞの王子様っスよ? 俺という若造の判別としては不適当じゃ無いっスかね?」


 見込み違いじゃ無いのか? そんな感じで言ってみるがホロウ団長は表情を変える事も無く首を左右に振る。


「いえいえその辺はご心配なく……実力云々の問題ではなく私は以前から貴方の事を要注意人物と認識して…………恐怖しておりましたから」

「……は?」


 その時俺は本気で何を言われたのか分からなかった。

 目の前にいるのに、見えているのに未だに気配一つ掴めない……向こうがその気になっただけで俺程度の実力なら一瞬で死体に出来るだろうこの男が……今何て言った?

 恐怖? 誰に? 俺に!?

 一瞬聞き間違いか? とも思ったが……。


「調査兵団という王国の情報を司る組織の長が、恐怖の対象に興味を持ち認識したいと思うのは当然の心理でしょう?」

「おかしな事を言うっスな……俺はアンタに会いに来るのに少なからず死すら覚悟に入れて決死の思いでここに来たんだけど。そんな臆病者に?」


 ……聞き間違いではなかった。

 間違いなくこの人は言った……俺に恐怖を抱いたなどと信じられない事を……。

 しかしホロウ団長は淡々と、表情の読めない笑顔のまま話して行く。


「単純に実力者が敵を屠るなどであるなら分かりやすいのですが、貴方はそうではありません。力ない幼少の頃から出来る限りの方法であらゆる人の人生に関わり、そして結果的には被害を未然に防いだり死に際の者を助けたりしている。ただの英雄気取りいう事ならば微笑ましく思うのみでありましたが……」

「…………」

「貴方は結果のみを残し、名声も金銭も求めていない……まるで先に大きな目的があるかのように」


 今度こそホロウ団長は一つの微笑も浮かべずに俺を真っすぐに見据えて来た。

 その瞳から放たれるのは圧倒的な警戒心……おそらくワザとなのだろうが分かりやすく感情を発露してくれた事でようやく目の前に一人の人間がいる事を認識出来たくらいだ。


「君は何か……調査兵団団長である私も知り得ない何かを知っていて、その知識を元に何かを成そうとしている……。カルロス、いやカチーナ殿とリリー嬢と交流を持ったのもその一環であると考えますが……どうでしょうか?」


 調査兵団団長……おそらく俺は自分でも認識していない時からずっと目を付けられていたんだろう。

 古くは故郷が野盗共に虐殺され滅びた後からずっと、俺が辿って来た人生の全てを俺以上に調べ上げて知っているんじゃないだろうか?

 ただ、それでも俺が記憶している『預言書』の事は知る事が出来ない。

 この事に関しては同じく死に損なった仲間たちにしか喋った事が無いからな……。

 だからこそ奇妙に見えるだろうな……情報源も無く知らないハズなのに、調査兵団の目からも逃れていた犯罪者を見つけて来るガキの存在が。


「……そこまで警戒して貰えると盗賊冥利に尽きますがね、俺の目的なんか大した事ね~よ? 無様な死に様晒さずに、日々気心の知れた仲間と仕事して報酬で一杯やって……師匠の子供が生まれたらお兄ちゃんって呼んでもらうって小っちゃい野望くらいしかないからな~」

「ほう……それは羨ましいですね。立派な生き様の大きな野望ではありませんか」


 俺が嘘ではない“行き付いた先の希望する未来”を言ったつもりだったが、ホロウ団長は大きな野望と言いつつニコリともしない。


「つまり……そのような平凡な日常を望めない厄介事がこれから起こる……という事なのでしょうか? これからこの王国に……」

「…………」


 コイツ……『預言書』の事は知らずとも、俺がある程度の未来を予測して行動しているって事に感付いているようでもある。

 裏付けるような“ナニか”を知っているって事なんだろうが……。

 俺は深~く溜息を吐いて『気配察知』を含めたホロウ団長に対する警戒を解いた。

 今この人物にどんな警戒を敷いても無駄……殺される時は殺されるだろう。

 崖を登る者にとって10メートル以上から先は落ちたら確実に命を落とす結果は同じ、だから恐怖しても意味がない……神様が“聞きかじりだ”と嘯きながら教えてくれた事でもある。

 恐怖心に心をさくくらいなら別の生き残る為の手段に神経を集中するべき……。

 そう……ここに至ってこの男に対して恐怖も警戒も意味を成さない……だったら俺は俺でこの状況を利用出来るだけする事だけを考えるべきだ。

 どうせ何もしなければ真っ二つで死ぬはずだった人生なんだから……。


「……トネリコ村出身、王都ザッカール冒険者ギルド所属、Dランク盗賊のギラルだ」


 存在は知っていたのに互いに顔を見合わせたのはつい最近……自己紹介するのが初めてという事実に今更ながら気が付いた。


「ザッカール王国大図書館司書にして王国軍調査兵団団長ホロウ・ライム・ボロウです。以後お見知りおき下さい……」



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