幕間劇

38:お姫様の独り言。

 こんにちは。遊梨ゆうりユウリです。

 ここまで読んでもらって、ホンマありがとうございます。めっちゃ嬉しいです。


 この回の話は【幕間劇】ちゅうやつらしいです。ドラマ古畑任三郎で、によくやる手法らしいです。


 今回は、ちゃんと幕間劇らしいです。ちゃんとCMの前の息抜きみたいなコーナーらしいです。


 今日は、2027年10月25日です。


 イルカちゃんがあっちの地球におったときのお誕生日です。

 ワタシは、あっちの地球におったときのイルカちゃんのお誕生日にかこつけて、18歳のイルカちゃんにふさわしい、メイドさんみたいな、シックで黒いロリータ服買ってあげたかったのに、ワタシはお布団の中でしょんぼりしています。


 理由は、月面戦争でのワタシの卜術ぼくじゅつの的中精度が、めっちゃ下がったからです。

 月面戦争:Round3までは、的中率がキッチリ99.8%やったのに、月面戦争:Round4と、Round5では、的中率が約80%にだだ下がったからです。


 理由は、あっちの地球にいってもうたイルカちゃんと、悪魔みたいにズルくてコスイ、十流九とくるトルクが、月からおらんようになったからです。


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 なんで?

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 おかげで、イルカちゃんと、イルカちゃんのお父さんは大慌てです。プログラミング? の改修に毎日おおわらわです。


 なんや、イルカちゃんと、イルカちゃんのお父さんやなくても、月におるオルカちゃん……なんやっけ? MarcIII? しらんけど……とにかく、オルカちゃんを、イルカちゃんとイルカちゃんのお父さんやなくても簡単に操縦できる様にする、システム構築? するんにおおわらわです。


 めっちゃ、おおわらわの中、イルカちゃんのお父さんは、なんでかワタシに卜術ぼくじゅつをお願いしに来ました。

 イルカちゃんのお父さんは、なんや、ニコニコ優しそうな顔してました。


 優しそうな顔しとるだけあって、卜術ぼくじゅつを使うてみたら、別人になってました。ホンマ、別人になってました。

 灰汁あくのない、めっちゃスッキリした状態でした。


 手をにぎったら、にイルカちゃんがおりました。めっちゃ悩みの無い、おだやかーな状態でした。


 イルカちゃんのお父さん、灰汁あくもないのに、なんで卜術ぼくじゅつしにきたんやろ?


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 なんで?

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