12:蘇我が賢いけど鈍臭いからや。byトルク
こんにちは。僕の名前は
ここまで読んでもらって、ホンマありがとうございます。ホンマおおきに。
僕がこれから独り言をしゃべくるんは、ふたりの天才の事を知ってもらいたいからや。
凡人の僕が目の当たりにした、ちょっと普通やない、ふたりの天才の事を知ってもらいたいからや。
天才の名前は奇しくもおんなじ名前や。
どっちの名前も、
そう。ひとりはあっちの地球に行ってもうた
もうひとりは、代わりにこっちの地球に来た
うーん、どっちの
うーん、やっぱり普通は付き合いが長い方からやな。あっちの地球に行ってもうた
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それまでは、僕は、自分の事を普通に天才や思うてた。神童や思うてた。
けど、上には上がおった。
そんな
僕はアニメに夢中やった。二次元に夢中やった。
押しに弱い、はち切れんばかりのおっぱいの、フリッフリのメイド服のドジっ子少女に夢中やった。(今もや)
そんでもって、
なぜなら、アイツは一切学校のお勉強はやってなかったからや。
魔法や、超能力みたいなオカルトの勉強? ばっかして、学校の普通のお勉強は一切やってなかったからや。
そんな
アイツは天才や。大天才や。とんでもない賢いヤツや。
ただ、友達になって気づいた。アイツはとんでもなく賢いけど、とんでもない
ちなみに、アイツの中学ん時のあだ名は「捕虜」や。
僕は中学の頃、良く、クラスの連中と昼休みの休憩時間にバスケをやっとった。
組み分けは、毎回くじ引きで決めたキャプテンが、チームメイトをドラフトで選ぶ形でやっとった。
そんでもって、
一応、背がめっちゃ高いから、リバウンドを普通に獲る事くらいはできたから、それだけやっとった。
何が楽しいかわからんけど、それだけやっとった。必死になってやっとった。
中三のとき、僕と
で、まあ、そんなとんでもなく賢くて、とんでもなく
めっちゃ勉強して、普通やない努力もして、中三の三学期の期末で初めてアイツを抜き去った。
僕は、お勉強で出し抜いた。めっちゃ努力して僕が学年一位になった。
正直言って、もう、一方的に独断的に、僕が
普通に考えたら、めっちゃダサい。
でも、嬉しかった。
でも、めっちゃ自慢しようとしたら、
なんなん? ホンマなんなん? めっちゃアホらし。
でもまあ、あっちの地球行ってもうたんはしゃーない。諦めるしかない。
諦めるしかない。
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・
さて、すっぱりキッパリ諦めた所で、もうひとりの天才の話に切り替えさせてもらう。
あっちの地球に行ってもうた
とんでもなく賢くて、とんでもなく鈍臭いヤツの話の代わりにこっちの地球に来た、とんでもなくアホで、とんでもなく
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