第2話
少年は元々首から下が全く動かなかった。母親は少年に向かって語りかける。少年は肉体的には中学一年だが脳みそは5歳程度である。しかし、母親は子供の口に食事を運び子供も笑う。そこには、親に愛された子供の姿があった。その姿を見て名家に生まれ親の期待を裏切り浪人をして医師にしかなれなかった落ちこぼれの医者は羨ましそうに目を細める。
「産まれた時は首から下は動かず脳も発達しません」と自身で宣告した医師は親に愛される子の姿を見て羨ましくなりましたとさ。
この話のモデルは私が実習で受け持った親子です。
超短編小説 @srsss
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