第2話
そして第2話が始まる。それはとても有望だ。
役所と言ってもレベルによって様々だ。「レベル」と言ったのはそれ以外の語彙をしらないからで、それ以外の語彙ではより適切な分節がなされるだろうと思う。これが推量であり、人類に対する祈願の一つだ。レベル、レーベル、レベール、レーベール。かくて。
後悔している。唐突に我が家の影について言及する前に影一般について言及するべきだったと思う。文章を書くといつも書き損なう。何を書き損なうかは文章を書く前にはわからない。私の文章は予め失われている。
しかし、影一般については読者にも広くしられていることだし、わざわざ私が書くまでもないと思う。私が書くべきはもっとゴミ袋の大きさと自分の大きさの区別とかそういうリアリティのあることだと思う。影の話はあまりリアルではない。そう言って差し支えないと思う。
私の書き癖の一つに「〜し」という終止がある。書き癖には他に体言止めなどがある。あるいは、言い切りの短文を連ねていくのも一つあるか。
末尾に勝利宣言を書き記すのも癖だと思う。必ず前に向かって進んでいく意識を文章に起こす。もっとこう躊躇いがあってもよさそうだとは思うが。
思うが色々とある。
影について第1話の続篇は必ず書かれるべきであり、現在書かれてもいる。私によって書かれないことは何一つなかったのだから、これは不自然なことではない。
自然な話を知っている。卒業、労働、結婚、出産を聞いたことがある。実際に体験しなくとも話を聞いただけで大体のことは当たりはつくものだ。影のことにしたって。
影といったって影以外と大して変わらないし私は困惑している。
影について history @contemporary_history
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