これは死に至る物語 ※死ねるとは言っていない!

ひとは300文字で暗黒青春小説を書けるか?
ひとは300文字で死に戻りループ小説をえがけるか?
できる――
出来るのである!!!

本作は、自らの命に決着をつけようとする主人公が、しかし死ぬことも出来ず当日の朝に巻き戻されてしまう現象――いわゆる〝死に戻り〟に直面し、その解決のために奔走する物語だ。


極めて少ない文字数に、極限まで圧縮された闇。
一話300文字という驚異的なライトさと、ヘビーな展開が同居する、まさにライトヘビーノベルとでもいうべきこの作品は、おそらく一瞬で読み終わるだろう。

ぜひ、そのジェットコースターのような物語を、皆さんも体験してほしいと切実に思う。

漫画で読みたいという願望も込めて、星三つ!

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