応援コメント

262.投げかける約束」への応援コメント

  • 家の前で待っていた父航平。

    >「……………………ごめん」
    >「……ぁ」

     やがてそれは航平の哀切、後悔、あるいは感懐の込められた言葉で終わりを告げる。簡素だが彼の心境がよくわかる、複雑な声色をしていた。
     航平はまるで合わせる顔がないとばかりに、それだけを告げてみなもの脇を通り過ぎていく。

    映画の親娘の屈折した山場の一つの場面。沈黙の後々心情を映す言葉。
    血は繋がっていなくても親が娘を想い詫びる言葉。

    読み手として、幸せになって欲しい。