第八話 声が揃う
ガチャ!
ドアが思いっきり開いた
そこには、陽乃凛と花奏が肩を動かしなら、入ってきて、ドアを急いで閉めていた
なにをしたんだろう?
「間に合ったー!
イェーイ!」
「イェーイ!」
と二人がハイタッチをした
「二人ともなにしてきたの?
そんなに息切れして」
と悠真が陽乃凛と花奏に聞く
「えっ?」
と二人してニコッと笑う
「「ファンから逃げてきた!」」
と二人の声が揃う
「大丈夫なの?」
と聞く
「これ、時々あるから、大丈夫」
時々…
人気者は、辛いね
「陽乃凛と花奏は、なんか情報ゲットした?」
と悠真が聞く
「「あっ」」
二人は、また声が重なった
「忘れてきたの?」
冬美が言う
「「忘れた」」
仲良いね
「わかった
花奏と陽乃凛は、部室のどこかに隠れてて
冬美と俺は、待機
樹里と葵は、陽乃凛と花奏が忘れた聞き取り調査をしてきて
いい?」
と悠真が言う
「「「「「OK」」」」」
みんなの声が揃う
「葵、行こー!」
樹里に呼ばれるがやることがあるから、陽乃凛のところに行く
「陽乃凛
誰に聞きに行こうと思ったの?」
「雛形真月里
十二歳の小学六年生
六年三組の出席番号が一番
従姉妹が雛形茉里
兄妹が一人いて、名前は、
親が離婚し、茉里の家にお母さんと一緒に住んでいる
蒼介は、スミレ学園に通っており、高等部の二年C組
部活は、陸上部
蒼介に聞き込み調査をしてきて
同じ学年ということで、話しかけやすいかもしれないから
真月里のことは、蒼介に頼めばいい」
と陽乃凛ではなく、悠真が答えてくれる
こんなに調べているとは
「「すごいっ!」」
樹里と声が重なる
今日は、声が揃うことが多い
仲が良いということだろう
そしたら、陽乃凛がニヤッと笑う
何を考えているの?
陽乃凛の方を見て、花奏のことを見ると何故か顔が赤い
理由は、すぐにわかり、私もニヤッと笑う
「どうしたの?
葵ちゃん」
と陽乃凛が言う
「いつまで、花奏と手を繋いでいる気ですか?」
「えっ?」
と言い、自分の手を見る
そしたら、顔が赤くなり、手を離そうとする
でも、花奏が力強く握っているのか抜けないみたい
この二人、可愛すぎるでしょ
「情報を得たんだから、早く行こう!
葵」
私は、樹里のことを忘れていた
でも、声を聞き、思い出す
「うん」
と言い、樹里について行く
ミステリーファイル 髙橋凛杏 @anly
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