リング・ア・ベル

作者 MIGUEL

105

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★★★ Excellent!!!

ゲームをプレイした方々が気になっているであろうバルオキーの少女とアルドの関係に切り込んだお話です。
幼猫だった頃の記憶も無くし、ソリクではなくなってしまったアルドが彼女のために立ち回る姿はいかにもアルドらしいなと思えます。
かつてのソリクの視点が蘇ると共に、立場が逆になった今のアルドの心情が読んでいる方にも響いてきます。
最終的にアルドは彼女に自分の正体を明かすことになるのか、黙ったままでいる事になるのか気になりながら読ませて頂きました。
爽やかなハッピーエンドを迎えることが出来、良かったと思える作品です。

★★★ Excellent!!!

ラストシーンは頭の中でBGMの「Another Eden 〜時空を超える猫〜」が自然と再生されました。
もはや公式、もはや本編です。
この上なく完璧にアナザーエデンの雰囲気そのままに、本編第一部で明かされるアルドの出自について、詳しく語られなかったアルドの自認や周囲の人に対する思いの部分を補完してくれる内容です。
文章も読みやすく情景が浮かぶようで、まさにプロの犯行です!

★★★ Excellent!!!

詩を読むがごとくすらすらと流れるように読めます。
今一度思い返すアルドの冒険…。置き去りにしてきたものはないか?置き去りにしてきた思いはないか?
そういったところに一石を投じる作品です。
まずは1話目、読むことをオススメします。
最後まで読みたくなること必至ですので。