証明の匙の頃「見えた」もの(前)
証明の匙
https://kakuyomu.jp/works/16816410413980005664
第三回こむら川大賞 (リンクは結果発表)
https://note.com/violetsnake206_/n/n62efca918534
割といろいろな人に読んでいただけて感謝。ツイッターではちらほら漏らしているが、1日前筆を折りかけている。結局何とか持ち直すのだが、その経緯のメモ。
<お題の調理>
空。シンプルすぎる。読み方の指定もないので、そら、から、くう、うろ、す(く)、むな(しい)……読み放題である。もちろんそれぞれの読み方をした熟語もたくさん。どないしよか。マジカルバナナの代わりに熟語一覧を見ていたのだが、ゲシュタルト崩壊してやめた。
ので、この間にマンドラゴラ……「かくしもの」(https://kakuyomu.jp/works/1177354055408098721)の方にはいっている。なのであってないような期間。
裏で考えていなくはなかったのだが、どちらかというと既に投稿された作品を見て「はえー……」とか言ってた記憶しかない。2重の意味で。
ちょっとだけマジカルバナナした内容と気になった熟語をいくつかピックアップぐらいしかしていなかったような。
・空涙(悲しそうに見せかけて流す涙。ウソ泣きだこれ)
・時空(時間+空間。拗れは後述)
・空腹(出したはいいがひねりたい)
・空を泳ぐ(上に同じ)
・快晴(空だからいいか)
・空を飛ぶ物→人工物、虫、鳥(ここでドラゴンが出ない馴染みのなさよ)
・空箱(ひねりマスト?)
<話を「見よう」とする>
例のごとく、
・舞台
・人物
・人物の行動
・雰囲気
を広げた情報を眺めて、見えるまで待つ。そもそも上の例が多いので、案の定ここでやけに拗れた。
・没案迷走祭りの頃の思考
その1
空……普通は飛ぶだが、だだっ広いのもあって泳ぐって言ったりするが…………これ大体自由に動き回ってる様を言うよな。規則正しい展示飛行もあるにはあるが。規則正しい泳ぎ……シンクロナイズドスイミング……これの空版を考えつけたら競技に昇華できないかなあ。飛行機と分けたいので別の空飛ぶ生き物で。鳥の亜人とか、空飛べるタイプの子が頑張るのを応援する青春系に。
……うーん、肝心の競技の名前が思いつかん。シンクロナイズドフライング、なんか間抜けに聞こえるのは何だ、音のリズムなのか。あと誰もがみんな飛べるかどうか、そうでない場合はなぜ混在しているのか、なんかさっぱり見えてこないな……協議があって青春調、どうしても現代の感覚に寄るからファンタジーとケンカしがちになるな。ここでストップ。
その2
その1での現代世界観の亜人を引きずっている。現代とファンタジーでケンカしがちといったが、そこだけに焦点当てて考えれば、せめて現代の価値観をベースにした近未来ぐらいに落ち着くんじゃないか?例えば、空を飛ぶ機能が人に搭載される理由とか。……汚染がひどくなって地面に毒素溜まるようになったとかしか出ないけど。そしてこれだと遺伝子組み換えである世代から子供、いじって……(突然のハードストーリー顕現)
鳥と混ざるか虫と混ざるかで見かけ大きく変わりそうだよな。体の構造違うし。身分制度とかできそう。真の金持ちは必要ないので人間のままとかな。さあなんだか明るい話にならない気しかしてこないぞ。ところでなんとなく捕食関係的に鳥の方が虫より上と思っていたが、鳥って頭や内臓徹底的に軽くしないと飛べないはずだ。あと虫は擬態持ち多いよな。これ結果的に人からかけ離れたの鳥の亜人ってオチになりそうだな?胸糞悪いギミックにしかならない気がすごくするが。
なぜか、タイトルだけ思いついた。「快晴解放戦線」。これどう考えても3者の間で戦争起こってるじゃないですかーやだー。少なくとも人間敵だな、機械で空飛んでるのが人間だろうから。太陽光の利用で全部空埋め尽くしてその下が地獄を見たのを、せめて一点でも穴をあけるために迎撃部隊組んだとか……
うん。無理。ネタ的に長めの話として展開される奴だよこれ。ここまでの話にでかい矛盾があるわけじゃないが今回はパス。
その3
そらから離れよう。うん。他の単語からの連想で。くう……そうだな、自分の得意分野に寄せると、時空とか何とかできないだろうか。時空……時空泡……余剰次元……なんかさっそく字から空が消えたぞ……
※余剰次元:3方向+時間の4次元よりも高次(5次元以上)の時空を表す概念。物理学の中でも計算で世界を解き明かそうとする人たち(正確には素粒子物理学理論分野、場の量子論)がよくお世話になる。観測不可能なくらい小さい中にいろんなものが折りたたまれてるイメージ。
……と説明を書いたが、この概念が初心者お断り甚だしい。蒼天は何でかけるかってやってたからなので、感覚でのわかりやすさ、説得力もくそもない。
いっそのこと「行列のなんかこう、使ってないこの辺!」とかそんなレベルで行こうと考えたが、行列で積む。プログラム書いてる人はそこそこお世話になりやすいとはいえ、義務教育入ってないし。概念だったり似たものに落とし込まないとそのままは無理だなあ。ミステリーとか謎のアーティファクトの仕組みとかに使えないかと思ったが、この仕組み自体に情報量過多ということになる。
一見すると空がないしやめるかこの話。
その4(その3続き)
……と思ったが、じゃあ説明ぶっ飛ばしてやばいモノ扱いにすればいいのではないか?折りたたまれた次元に物を消す怪異として。
(射影式を元に)こういう行動をするとこれが見える、との噂で見に行ったのに、自分が落ちて情報過多な中でメンタルがやばくなって終わるタイプとかどうだろう。それなら恐ろしいものである、呪いである、に丸め込んでこの物理学をごまかせるんじゃないか?人の怨念とかでもないただの世界のルール(※未証明です)だから情もなくばっさばっさと切り捨てられるぞ。心を見出してなんかどうこうとかやろうとする人もぶった切れる。端から見れば強力だ。
わかる人には「この話ってまるでさあ……」となるかもしれんが、多分場の理論やった人って目に触れた人に一人いるかいないかだ。話の人物たちの恐怖にフォーカスすれば説明に関しては問題なし。ホラー風、行けるんじゃないか?
(※ひも理論を調べています。しばらくお待ちください)
……そういえば、これに巻き込まれる人、どんな人なんだろうな。その辺が考えてみても全然見えない。いや多分現代なんだろうけど、なんか全然絵面が出てこないんだよなあ。ギミックしか考えてないからか。そもそもの話の流れや導入がまるで見えてこないのまいったな。これがホラーに親しんでるかどうかの差なのか?せめて世にもうんたらかんたらレベルのこう…………だめだな、なんかだいぶ空回りしている。ちょっとこれ保留で。
蛇足:ちなみにここまで、考えるメインステージは風呂でした。
・やっと「見えた」頃の思考(締め切り四日ぐらい前)
まずいな……かくしものが割と早かった方なのかもしれないが、見えねえ。簡単な単語からもう一度広げてみよう。空腹あんまりいないな。これもうちょっとひねって使えないかな。
……そういえば、ロボットの充電、擬人化して食事って言ったりするけど、やっぱり逆は空腹なんだろうか。ただ擬「人」化なんだよな。人に寄せないといけない。
機械に対して食事という言葉、心情的に使いたい……もあるけれどそのように強く認識しないといけないような状態ってないかな(突然のハートフルボッコ)。そこに食事と使わなきゃいけないような理由。行動は機械に対しての物なのに、人の観点を持つ……つまり脳が人?しかしメインが機械になる?
サイバーパンクでは??
あれ、なんか今急に見えた。
暗い、装置の明かりしかない質素な部屋にほとんどが機械化、シルエットやできる行動が人からかけ離れている男が座っている。食事と呼べないオイルをわざわざ食事「のように」スプーンで飲んでいる。ただ口がすすれる姿をしていないため、垂らして食事のようにするしかない……
(細かい映像はこちら(https://twitter.com/S_Slfgvm/status/1353015449290641408?s=20)。この段階でこれが出てきた)
……人である証明としてスプーンを使うから、「証明の匙」。なんかメカニズム理解しないままにタイトルまで出てきたが、もう時間ないな。何とか見えたものなんだ、頑張ろう。
ここでようやく書き始め。しかし書いて10分で禅問答を挟まなければならないことを、ツイートをしていた俺はまだ知る由もなかった……(後半に続く)
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