証明の匙の頃「見えた」もの(後)
<見えたと思ったら「見えただけ」だった>
書いて10分。映像はやけに鮮明に見えているのに止まるのが早かった。理由は2点。
①これは何の話なのか
そう、絵面が「見えただけ」なので全く話がわからない。よく考えたら普段と少し違って「いきなりあのビジュアルが出てきている」。……まあ趣味なのはわかる。わかるが明らかに何かをめちゃくちゃすっ飛ばした。たぶんそれが当たり前に該当するはずなのだが、一体何に関する当たり前なのかがわからない。困った。
仕方がないのでこの前後をなんとか見るしかない。このビジュアルで何を訴えるって、(当時的に)機械のメンテナンスが空腹と呼ぶに値する物である理由が欲しい。もともと異物を食する癖を有していた?いや流石にそれはないだろう。ならば食事っぽく「している」所に焦点を当てる?行動の仕方に連続性があることが大事になる?さては絵面のパンチだけで文章を書こうとしているな……
考えるに、メンテナンスはメンテナンスでしかない。効率を重視し動作に対する誤差を正常に保つ反復行動だ。そこに別の意味を重ねるのは、思いに引きずられる精神性がある、何かの精神活動によるところが大きい。思っている「何か」が人かそれ以外かはともかくとして、そのように「感じた」となれば感じたものの精神性に深く根差した話になる。
この辺、数学みたいだなあと思っている。式は式でしかない。それに意味を持たせて道具として使うのは(今のところ)人間の勝手。メンテナンスとしてやるべきこととそこに持たせる意味の認識の仕方に剥離があることは、多少その前を描写すれば話にはなるのではないか?
②誰が何をした、という話の形式にどうしてもならない
①を踏まえると完全に心の話になる。どうあがいてもモノローグ。話をこれを地盤に考えるとしても、三日前に急に軸が決まったものの、ある程度がっつり書かないと「これサイバーパンクです」で通用しないレベルになってるよな。見えた見かけが見かけだし。見た目を修正して無理やり人型にしても、結構厳しいことになる。多分今ポシャると全く書けなくなるので流石にこのまま行こう。
ここで思い出すレギュレーション。起承転結、どこだろうこれ……。食事という日常的な行動に焦点を当ててしまったので、多分食事は結なんだろうけど起承転がわからない。いろいろ振り返ってもらうしかないか?起と転は……そうだな、起は姿伏せるか。転で「ん?」と思うなら一応話に……起伏は…………
……モノローグですね?って突っ込まれたら終わるな。仕方ない。
<それでも趣味は書き(描き)やすい>
とてつもなく趣味の話をすると、異形を悪や悲劇に即置きたくないなあというのが根底にあると思う。なので絵自体も大体ぴっと背筋伸びてたり体幹的にはまっすぐ立っている事が多い。あんまり背中露骨に丸めたりはしていないね。筋肉盛りすぎてシルエットが曲線なことはあるけれど。なら葛藤ってあっていいんだよなあ、というのが上の当たり前に該当すると思われる。絵が見えた瞬間、多分人かどうかもちゃんと決めていなかった。心の話になるにあたってめでたく人になりました。
なので、今回はかなり趣味ですっ飛ばせる力で書いた印象がある。あくまで個人的に。絵もそうだが「見えたらかく」のが強いので、このスパンを早めにしたいところ。今回はとにかく遅かったので、それは数を書くしかないかなあ。
とりあえず思い出せる当時の状況はこの程度。ネタメモも間に何挟むかで話がさっぱり変わってしまうので、こういう連想ゲームあるよね程度に見てくれると幸い。ここに出してないもので、いくつか書いてみようと思った話はある。それはまたどこかで。
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